困った事に「どちらが正しい発表なのか」「この記事が本当に正しいのか」「この記事が正しいにしても抜けている事は無いのだろうか?」の3点証明する術がないのでなんともいえません。
考えられる理由として、
・長距離を送電網で送電していると、放電などのロスで失われる電気もあるけどそれを(記事中は)考慮していない可能性。
・特に電力は「止めるわけにはいかない」ので、すべての発電所をフルで稼働するのは「万が一、さらにトラブった場合」を考えた場合、リスクが多いのでセーブしていた可能性。
があると思います。あくまで「そう思う」だけであり、実際どうなのかはおそらく関係者しかわかりませんが、「ある一定時期から、原子力対策は長期戦になる」とは認識されていたのは間違いないかと思いますので、発電所や変電所にいらぬ負荷をかけて「故障による長期的な停電」になるような事態だけは避けなければいけないという所はあったでしょうから、東京電力のみを責めるのもちょっと違うような気がします。
もちろん、東京電力に悪いところは無いというつもりはなく、その責任は重いとは思います。
ただ、現場はそれとの上との板挟みになりながらシビアな制御をしているという事は考えておいてもいいように思います。