夜行寝台列車が少なくなっていると聞きましたが、現在走っている列車は何本あるのでしょうか。|質問・相談が会員登録不要のQ&AサイトSooda!(ソーダ)

オール寝台車の夜行列車のうち，定期列車を挙げます。

東京口は，寝台特急「富士・はやぶさ」が廃止されてしまったので，寝台特急「サンライズ出雲・瀬戸（東京～出雲市・高松）」だけになってしまいました。ただし，使用される車両は285系電車で，ブルートレインではありません。全室個室（ノビノビ座席を除く）で，ブルートレインの夜とは異なって朝（夜明け）をイメージした列車です。「サンライズ瀬戸」は高松～松山間を延長運転されることがあります。

上野口は，寝台特急「北斗星（上野～札幌）」，寝台特急「あけぼの（上野～青森）」，寝台特急「北陸（上野～金沢）」です。いずれもブルートレインで，開放式寝台の他に個室寝台があります。

他には，寝台特急「日本海（大阪～青森）」がオール寝台車（すべて開放式）です。

座席車と寝台車が混在している定期列車としては，急行「はまなす（青森～札幌）」と急行「きたぐに（大阪～新潟）」があります。「はまなす」はブルートレインと同様の14系，24系の客車列車ですが，通常ブルートレインとも寝台急行とも呼ばれません。「きたぐに」は583系電車を使った電車急行で，やはり通常寝台急行とは呼ばれません。

臨時列車としては，寝台特急「トワイライトエクスプレス（大阪～札幌）」と寝台特急「カシオペア（上野～札幌）」が代表格です。定期列車ではないのですが，通常は週に3, 4往復と定期列車並みに走っている豪華特急です。いずれも客車特急ではありますが，ブルーの車体ではないので，ブルートレインと呼べるかどうかは微妙です（特にカシオペア）。

年に何度かしか走らない列車としては特急「ふるさとゴロンと（上野～青森）」があります。583系電車で3段式寝台ではありますが，毛布などが用意されておらず，座席車扱いで走ります。今度の年末年始に1往復運行されます。
最近では，先月に寝台特急「おもいでのつるぎ号（大阪～新潟）」が運転されました。以前走っていた定期列車の復刻という位置づけですね。

オール座席の夜行列車は，定期列車では急行「能登（上野～金沢）」があります。寝台特急「北陸」と同じ経路を走りますが，こちらは489系電車です。特急「ドリームにちりん（博多～南宮崎・宮崎空港）」もあります。実質の所要時間が短いため，途中の大分で長時間停車して時間調整します。新幹線が東京～鹿児島中央まで繋がったら，同様の方式で寝台新幹線ができないものかと個人的に期待しています。

臨時列車としては，特急「おわら（大阪～越中八尾）」があります。富山県の「おわら風の盆」のときに運行される列車で，上りは夜行列車となります。気動車のキハ181系が使われる，変り種の夜行列車です。

臨時快速としては，快速「ムーンライトながら（東京～大垣）」，快速「ムーンライトえちご（新宿～新潟），快速「ムーンライト信州（新宿～松本・信濃大町・白馬）」があります。関西から山陽・四国方面のムーンライトもありましたが，廃止されてしまいました。

なお，JR以外に東武鉄道・野岩鉄道直通の「尾瀬夜行23:55」，「スノーパル23:55」という列車もあります。主に金曜日に運行される列車で浅草を23:55に出発します。終点の会津高原尾瀬口で尾瀬方面もしくはスキー場までバス連絡となります。

ということで，定期の夜行寝台列車（寝台車を連結している列車）は，8往復です。準定期列車といえる「トワイライトエクスプレス」，「カシオペア」を加えて10往復となります。
さらにオール座席車の「能登」，「ドリームにちりん」を加えると12往復ということになります。

よろしければこちらもご覧ください。
http://sooda.jp/qa/77199

===補足===
18日に，JR東日本・西日本両社から，来春のダイヤ改正で「北陸」および「能登」が廃止されると正式発表されてしまいましたね。多客期には臨時急行が走るそうなので，寝台特急は消滅ということです。とても残念です。先月「北陸」に乗りましたが，乗車率は結構高そうに思ったんですけど...。

回答者：AKKUN (質問から7時間後)
3

質問

ベスト回答

回答

回答

関連する質問・相談

Sooda!からのお知らせ