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物理学には熱力学、相対論、量子論、古典力学・・・といろいろあるなかで、メインとなる分野はどれなんですか?物理学という自然現象を扱う学問の定義にも少し疑問もあります。誰かわかりやすく物理学について教えてください。物理学全般に対して理解したいです。

  • 質問者:こん
  • 質問日時:2009-01-17 23:03:42
  • 1

回答してくれたみんなへのお礼

ありがとうございました。

一言で言えば、物理学の目的はあらゆる自然現象の本質=物の理を客観的に観察し法則を捕捉して、出来るだけ単純で的確に導き出し、出来るだけ単純に表現する事に有り、特にその徹底性と明晰性に強く重点を置きます。なので、物理学への入り口となる基本は力学ですが、メインと呼ぶべき分野と言う物は存在しません。

その殆どのアプローチは帰納的手法に頼る事になります。例えば、現象を観察して推測し、法則を導き出して定式化し、それを立証するループの繰り返しが多くなります。理論物理学等は時には立証が不可能な場合も多く、その場合は思考実験を繰り返し、推測←→定式化のループになる事も多いです。

また、全ての科学の基本となる学問でも有ります(化学や天文学、地学、生物学、医学等で発生している現象は全て物理学で説明できます)。逆に過去の例を見ても分かるとおり、宗教とは非常に相性の悪い学問の分野でも有ります…^^;…例えばガリレオの例ですね。

物理学の分野として大まかに理論解析と物性に分かれます。解析とは自然現象を数式等により説明しようとする行動です。物性とは物の性質を理解しようとする行動です。

その基礎となる分野には力学的手法・統計的手法等があり、解析の方法には演繹的手法・帰納的手法が有り、アプローチの手段には理論物理学・実験物理学等が有り、全ての物理学は古典的な物理学のアプローチの基に成り立っています(素粒子や相対論等の現代物理学であっても)。なので全ての科学の分野と密接な関連性相関性があり、特に数学とは強い相互関係が有ります。

ただし数学の場合は数の理に付いて学びますが、物理学の場合は数学を道具として利用しますので、その点では数学とは大きく異なる部分です。例えば一般相対性理論ではリーマン幾何学を積極的に利用しますが、リーマン幾何学を研究する事はありません(一般相対性理論やリーマン幾何学については興味があるようでしたら別途調べてみてください)。

その他、余談ですが経済物理学や精神物理学等と言う言葉もあります。

# 私なんぞは無神論者であり唯物論者であるゆえ、典型的な物理脳かも知れません(大汗。

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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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一般の方でしたら、まず
古典力学、電気関係から理解を深めてはいかがでしょうか。
これらの身の回りの(自然現象や家庭の中で)現象や原理が多いと思います。
ただ、あまり公式や定義にこだわると回りが見えなくなるので(受験勉強なら仕方ないですが、そうでないなら)自分にとってわかりやすいものを参考にして下さい。

  • 回答者:匿名希望 (質問から4時間後)
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『ファイマン(の)物理学』と云う本を読まれたら如何ですか。
=物理学の素晴 しさを伝えることを目的になされたカリフォルニア工科大学1,2年生向けの物理学入門 講義集です。=   大学の図書館にも置いてあると思いますよ.

  • 回答者:ファイマンさん (質問から60分後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

まず、基礎から勉強してください。
その前に数学Ⅲまでは最低必要です。
メインという学問ではなく、私は以下の順位で体系的に学びました。

順番は、基本の力学、統計学、熱力学、流体力学、電磁気学、量子論
そして相対論、特殊・一般相対論です。
中には原子物理学や素粒子論など面白い専門分野もあります。
学んでいく中で興味のある分野を掘り下げて言ってはどうでしょうか。
非線形物理学などは、化学工学などの例えば公式などの意味や成り立ちがよく分ってきます。

まずは、数学、化学工学、統計学をマスターすることだと思います。

  • 回答者:匿名希望 (質問から49分後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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