懐かしい飲み物のラムネですが、ビー玉はなぜこの名前なのですか。|質問・相談が会員登録不要のQ&AサイトSooda!(ソーダ)

本来のビー玉の名前の由来はポルトガルでガラス玉を意味するビードロの略で、広辞苑もこの説を採っています。
ただご質問のラムネの栓に使用されるビー玉について調べていくと少々勝手が違ってきます。

このガラス玉はラムネの栓であるから気密性が高くないといけない、すなわち可能な限り完全な球形である必要でした。
ところが成形の段階で、少々いびつなものも出来てしまい100%が完全な物という訳にはいかず、きちんと成形できて栓として使用可能なものを、大阪では「ええ玉」すなわち「よい玉」（A玉）と呼んでいたという説があります。
そしていびつにできあがったものは「Ａ玉」に対して「Ｂ玉」と呼ばれ廃棄処分となっていたのですが、転んでもただでは起きない浪花のあきんど、これら廃棄処分の「Ｂ玉」を子供たちの玩具として売るようになったそうです。

現在では不自然とされているB玉説ですが、このように考えるとB玉説もあながち否定できません。
また、明治初期頃ガラスは「玻璃」「瑠璃」「ビードロ」「ギャマン」などと呼ばれていましたが、西洋文明の多くがイギリス、ドイツから多く入って来たことから、品川硝子製作所が設立された明治９年（１８７６）頃からは、英語やドイツ語を語源とする「ガラス（硝子）」と一般的に称されるようになった。』と社団法人東部硝子工業会のガラスの起源に書かれています。
ガラスと呼ばれ始めた明治９年から、日本のビー玉栓のラムネが明治２１年、１２年も離れているのでその頃にはビードロではなくガラスという呼び名が一般的な名称となっていたと思われます。
そう思うとビードロ玉説も不確かで、また今回はラムネに関する質問ですからご質問の件に関してはB玉説を有力としたいと思います。

回答者：匿名希望 (質問から10時間後)
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