PCのメインメモリは、スロットにささっています。
標準とされる容量がそこに差し込まれ出荷されます。
ビデオメモリはビデオチップに直結されています。
ですので増減させることは出来ません。
強いて言えば交換によって実現されますが、メインボードに直接実装されている場合取り替えることが出来ません。
PCI Express×16スロットが存在する、若しくは、そこにビデオカードが実装されている機種であれば今後優れたビデオカードが出てきたときに交換することも可能であるかと思います。
例外的にチップセット(本体のコアの機能)内蔵のビデオシステムはメインメモリを動的に利用します。
チップベンダー曰く、ドライバによって動的に増減するとの話で、採用している製品では、256~384MB辺りを最大と表記していることが多いようです。メインメモリの搭載量、アプリケーションの要求にかかわらず、これ以上は確保できません。
ビデオメモリを使わないときにはメインメモリの空間に戻すような仕掛けにはなっていますが、共用ですから使用時には相対的にメインメモリが減ることになります。
売られている実数からすると最近はコストパフォーマンスの観点から後者の方が製品としては多いかも知れません。
さて、これらをふまえた上で、お店からカタログをかき集めて、仕様表を見ます。
メインメモリの最大搭載量を超えるメモリは増設しても認識しません。
3GB~4GBの間にはシステム空間があるので、3GB以上の搭載の場合認識容量が少なく見えることもあります。
最大搭載量が4GBを超える機種もありますが、OSが32Bit版の場合は4GB以降の空間は認識することが出来ません。
今後使うときにこの値はどう足掻いても超えられないと先ず認識して下さい。
また、標準装備されている容量、メモリスロットの数がかかれているはずです。
表記は様々で、表の外にかかれている場合もありますが、見づらければ、I-O DATAや、BUFFALOのメモリ対応表を機種名を基準に見に行くという手段もあります。
あいているメモリスロットに追加モジュールを差し込むことでメモリは増設できます。
最大まで搭載する場合、若しくは、スロットがそもそも一つしか無い場合、差す場所はありませんからもとのモジュールを抜くしか有りませんので交換の必要が出てきます。
カタログには必ずこれらの表記は有りますので確認して下さい。
今使われてる機種の増設可否、対応製品も上の方法で調べることが可能です。
パフォーマンスを必要とされるとおっしゃってますので、ビデオメモリについては、必要容量が搭載されており、且つ、ビデオチップが別途搭載されていることを確認して下さい。チップセット内蔵のグラフィックシステムや、メインメモリと共用とある物は避けること。
チップセット内蔵の物は価格も安く性能としても普通に使うには必要充分ですが、メインメモリから使用分が引かれますし、速度はビデオチップ直結のものには劣りますので、ゲームによっては厳しくなってくることも多いです。
普通に事務仕事をするのには、高性能ビデオチップは消費電力と発熱と値段が増えるだけの無駄な機能です。
また、基本的に大きい本体は拡張スペースが大きいですし、部品の汎用性は高いことが多いです。したがって、省スペースPCや、ノートPCはそれらを犠牲としていることが多々あります。拡張性という観点からは省スペースはあまりおすすめできません。小型の本体であっても、周辺は放熱スペースでもありますのであんまりものをぎっちり置いてしまうのは障害の原因になります。
パフォーマンスや、HDD容量、メモリの必要量は用途、使う人間に強く依存しますので、利用する環境をきちんとイメージし、必要な分は確保するようにすれば失敗は無いものと思います。
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ちゃんと読みました?「ビデオメモリーにスロットなんて無い」ですよ。
拡張スロットにPCI Express x16を持っているPCとUSERさんがおっしゃってますよね。
また、「スロットの数」は問題では無いです。最大実装可能容量と、初期状態が拡張の可否を決めます。
正直、パフォーマンス基準でSONYはありえませんし、省スペースマシンもありえません。
小型のデスクトップの多くはノートPCとパフォーマンスとしては大差がありません。
裏を返せば今お使いのPCと同等で良いのでしたら、挙げられた機種でも良いと思います。