アメリカ発の金融危機から世界中に景気悪化のバイキンが飛び火して、いつの間にか株安・円高と株価の下がり方は、世界中の中で健全だといわれている日本が一番値を下げています。
資源のないわが国は輸出立国ですから、円高が進むと輸出関連企業が利益が出なくなり、下請けや孫請けにまでその影響が出ます。
そうすると国内景気が冷え込み、給与が下がることになり、かつてのリストラという言葉がよみがえってきますので、生活者のマインド(気分的な)が防衛を志向して消費が低迷することで、国内企業全体に不況感が広がるという「負のスパイラル」に陥ります。
実体経済は、まだまだ現時点では悪化していなくても先行き不安があり、その影響が今はもろに出ています。
確かに今は、派遣社員が再雇用されない状況になってきていますし、ハローワークでも正社員の求人が減っています。
雇用不安になりつつあるのが現状です。
銀行なども自己防衛に走り、貸し渋りや貸しはがしが現に起きています。
日本の株の約60%は、外国人が買っていますので、外国での損失をカバーする為に日本の株が売られ続けています。
悪循環が世界中を駆け巡っていることでの株の下落といえると思います。
日本だけが公的資金を10兆円規模で投入しても世界中が共同して手を打たないとあまり効果は出ないと思われます。