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公共放送ってどういうことなんでしょう?

NHKは公共放送です。国営放送でも有料放送でもありません。
みたいなフレーズをよく見聞きするのですが、
私の理解では、
 国営放送(税金で運営されていて、放送の内容は政府が決める。イギリスのBBCみたいなのが代表的。)
 有料放送(視聴者から直接お金をもらって運営する。お金を払った人だけが見られる。)
 無料放送(スポンサーからお金をもらって運営する。)

みたいな分類が(たぶん)あって、(アナログテレビ放送時代の)NHKはそのどれでもないので、公共放送といっているんだろうなという理解でした。
#ようするに、わかってない。

でも、デジタルテレビ放送時代になると(アナログテレビ放送が停波されると)
NHKは、
お金を払わないとみられないという意味で有料放送に分類されるような気がします。
#地上アナログ放送だけではなくて、
#衛星放送もアナログチャンネル(BS1とかBS2)は同時に停波されるのですよね?たしか。

しかも、ふつうの有料放送なら、そこにお金を払わなければその放送が見られないだけで、ほかの放送を見ることができるのに、
デジタルテレビ放送時代に突入すると、NHKにお金を払わなければ、ほかの放送を見ることがいっさい不可能になってしまうような気がするのですが、この理解は正しいですか?

それって、NHKが公共放送だから許されるということなんでしょうか?
なんか納得いかないのですが、これは、きっとわたしが、
公共放送の何たるかを理解していないのが、原因なのだろうと思っています。

あるいはわたしがデジタルテレビ時代の放送の仕組みを理解していないので、
上記の理解はまとはずれなものなのでしょうか?
たとえば、
 ・緊急地震警報や、地震情報とか津波情報はB-CASカードなしでも視聴できるんでしょうか?
 ・デジタル放送=暗号化放送になってしまう必要はないはずなのに
  あたかも不可分の技術であるかのように解説されてばかりいるのはなぜなのか?とか。
そういうところも、そういえば全然理解できていないです。
#緊急放送のB-CASカードなし受信については、
#できるというのなら、何となく納得ですが、
#できないようにしてあるように感じているので、なんか許せないのです。

というわけで、公共放送っていったいどういうことなのか教えてください。
ついでに公共放送の望ましいあり方も解説してくださるとより理解を深めるのに助かりますので余力があったらお願いします。

  • 質問者:匿名希望
  • 質問日時:2008-10-26 15:24:40
  • 0

回答してくれたみんなへのお礼

みなさま回答ありがとうございました。
わたしも、みなさんの回答をもとに、自分なりに調べてみました。
こんな感じに思えます。
#結局政治の話だったのですね。理解できなかった訳です。

公共放送とはそもそもなんであるかが世間全体が曖昧になっているのをいいことにして
#公共放送の本来のあり方のコンセンサスや議論がないのをいいことに、
電波周波数帯域の有効利用のためにデジタル放送に移行するときに、
本来の帯域の有効利用のための仕組みには無関係な
著作権保護のしくみ
受信料徴収のための情報を集めるシステム
#受信料強制徴収システムを作ろうとしていたフシがある。
をまぜこんで、すでに存在していた衛星(有料)放送のための仕組みであるB-CAS
#ハードウェアと、仕組み、またそれを維持する団体の名でもある。
#Broadcasting Satellite-Conditional Access Systemsの略だそうです。
を流用して、その維持を任せようとした。
でも、よけいなもの(視聴者の利便性を阻害する要素)がたくさん混ぜこまれていることが、
あっさり露見してしまったので、
#デジタルだから便利になるという言葉だけでごまかせるとおもったら、
#あっさり魂胆を見抜かれて各方面から反発されてしまい、
大慌てで、いま、総務省の肝いりで情報通信審議会(の中でも特に情報通信政策部会デジタル・コンテンツの流通促進等に関する検討委員会...通称デジコン委)の中で見直し作業をしているようです。
#なんとデジコン委の委員長さんはju-Net...日本のインターネットの草分けの村井純さんですね。おつかれさまです。

一方で、著作権団体からは、著作権保護の仕組みを今以上に強固にしろといわれているようで、
デジコン委では、技術の検討ではなくて、むしろ政治的なつなひきが繰り広げられているようです。

たとえば、この10月の議事録ではB-CAS(自体をやめるとはいっていない)以外の方法も検討するとのことです。

著作権保護機構をはずせとか、受信料徴収のシステムなんか混ぜ込むなの話や、
そもそもNHK(公共放送)と民放のあるべき姿とはなんぞや、
みたいなテーマは、このデジコン委の検討範囲ではないので、仕方ないようなのです。
このデジコン委は、「それらを混ぜ込むのだ」ということを絶対的な前提条件として
「どの程度ならコンテンツホルダーやメーカがコスト的に許してくれるか、どこまでなら不便を視聴者が許容してくれるか」というさじ加減を検討しているだけみたいです。
各種のメディア、インターネット上の各所掲示板等でも、このデジコン委の議事録が出るたびに、いろいろ議論がでていますが、そもそもの前提からの検討をする場所ではないこのデジコン委では、せっかく、それらしい意見が出されても、報告書を受け取る総務省の態度としては「という意見も報告書に掲載された...けどこの委員会の仕事として期待されている成果じゃないから無視。」になってしまうことが見え見えで、らちがあかないですね。

そもそもの話をぶちこわす原動力は、インターネット上の各所掲示板等で、つまり民衆自身が自分の力で勝ち取るべきなのだなと痛感した次第です。
まずは、そもそもの話をきちんと検討する場所を作るところからですか。
でも、そのまえに、ある程度のぞましい姿を描いてから望まないと、
始まったとたん、(準備万端な彼らに)ずるずると引きずられて、
よけい、ひどい話にされてしまいそうで怖いですね。
#逆にそういう理由で、そもそも論が議論されることが少なくなっているのか?
#勘ぐってしまいたくなるような状況です。

並び替え:

「公共放送」の位置づけについてはスポンサーがはいらないということで公共なのだと理解しています。
スポンサーが番組への影響力を持つと、公的な立場での放送ができない為です

  • 回答者:Sooda! くん (質問から7日後)
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参考になりました。回答ありがとうございました。
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回答ありがとうございます。
とてもシンプルな回答ありがとうございました。
公的な立場での報道=政府の公式見解に沿った報道
なら、確かに現状でいいのですが、
「その政府の方針、なんか偏ってる!」という声を含めた
公の立場での放送というところまでの機能は果たせてないですよね。

NHKのスポンサー(視聴者)が、きちんと監視機能を
果たしていない...果たす仕組みが充実していない
とか、そういう話も、昔からいわれていたんですよね。
で、その監視機能が(めずらしく)大きく発動したのが、あの不祥事をきっかけにした受信料不払い騒動だったともいえます。
#現状では、視聴者側には、それくらいしか意見をNHKへの圧力にするしくみがないのです。

私の理解では、公共放送とは放送の中立性を保つため(客観的事実のみを伝えるため)に、受信料の徴収を法律により認められている放送局だと思います。
そのため、NHKの予算は国会でも審議されるのでしょう、ただ、放送内容への口出しは議員さんも控えているようですが。
放送の形式が変った例として、ラジオ主流からテレビ主流になった時期(今もですが、その転換期です)に、ラジオ放送の受信は無料になったと聞いたことがあります。それが事実なら、BSやハイビジョンの導入により、従来型の放送受信料は無料になってもいいと思うのは、私だけでしょうか?

  • 回答者:Sooda! ちゃん (質問から3時間後)
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回答ありがとうございます。
おっしゃる通りいまの法律では、そうなっていますよね。
その法律が謳っている姿と現状の姿の齟齬、
あるべき姿とその法律の齟齬
にも、注意を払っていきたいですね。

で、放送受信料無料のほうですが、
おっしゃる通り、従来型の放送受信料を無料にしろといわれて、一瞬確かにそうだなと思い、これではいかんとさらに思いなおして、
これからもお金をとり続ける口実にするために、
旧来の放送(アナログ)を廃止、新しい放送システムに全面移行
...なのでしょう。
かれらは、我々からお金をとり続けるために、死にものぐるいなのですね。なんと浅ましい...と思います。

一言:

国営はもうはいりませんよ。民営化で納得のいく放送局へ GO!

  • 回答者:匿名希望 (質問から3時間後)
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回答ありがとうございます。
おっしゃる通り、NHKは事実上国営放送といっていいですよね。
なんできちんとそういわないんだろうかと、不思議なくらいです。
でも、民営化しても、結局大本営発表体質から脱却できなくて、あまり納得できる組織にはなれないんじゃないかと思います。
#あ、そうなったら、単に見なければいいということですか。それなら納得。

いわゆる民間の商業放送は放送局自体の株主の意向、またスポンサーがそれとなく自社製品を番組の中に登場させたりして、色んな力が番組作りに働いています。
それに対してNHKは受信料収入と国からの予算で運営されています。
個人がスポンサーと言い切ってもいいぐらいなのですが、不祥事で受信料を払わない人が増えて、ラジオとか教育テレビの語学番組などは明らかに予算が削られてると感じます。
幅広い世代を対象にした、偏らない番組を作るのが使命ではないでしょうか?
当初、デジタル放送は受信料を払わないとスクランブル信号を解除出来ない方向でいこうかとも検討されたらしいですが、そこまで強い事には未だなってないようですね。
関連の法規によると、NHK受信料はNHKを受信できる装置を所有する者は
払わなければならないとの事らしいので、未払い者が本当に法的に争うと我々に勝ち目は無いと思います。
デジタル化をきっかけにあなたのおっしゃるように正当性を前面に出して受信料徴収に力を入れてくるんじゃないでしょうか。
まとまりの無い文になりましたが、私の所見です。

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回答ありがとうございます。
おっしゃる通りだと思います。
改めて調べてみても、そんな感じがして、
民衆がなにもしないでいると、
どんどんすみにくい世の中になっていくようで、
危機感を感じます。

公共放送については分からないですが、
緊急放送はB-CASなしでも見られるらしいです。抜いていないので分からない。
ともかく災害時は見られる様にしてるらしいです。

で、B-CASカードはデジタルチューナー、テレビ等の新品を買えば基本的に付属しています。
今のところ、買ったままで登録とかしなくても地上デジタル(NHKを含む)、
BSデジタル(有料のWOWOW等は除く)は見られます。
別にカードさえ挿していれば民放の地デジは見られます。
NHKの契約とは関係ないです。

暗号化放送についてはハリウッド影響があるとか、キレイでコピー可能だとDVDが売れなくなる。
とか言われたりしてね。
日本の放送局も自分たちの放送がCMカットされて、無料でネットに流されたraCMスポンサー降りられたら放送局潰れると考えてるみたいです。

この辺りはまだまだ将来どうなるか見守って生きたいですね。
あまり答えになってませんが、こんな感じかな。

  • 回答者:お助けマン (質問から25分後)
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回答ありがとうございます。
現状報告ありがとうございました。
地デジオンリーになったとき、あるいは30年たった後に
「こんなはずじゃなかった」といわなくていいようになってほしいですね。

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