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質問

終了

以前にヨーロッパで人工的にブラックホールが作られる実験があるというニュースがありました。素粒子加速装置（？）が不調で２ヶ月延期になったらしいときました。それでは実際にいつ実験があるのでしょうか？
また、ブラックホールが発生して地球が飲み込まれる危険があるとかで裁判になったり、その実験のあまりの恐ろしさにインドの１６歳の少女が自殺したりしていますよね。実際はどうなるかわかりませんが（ブラックホールは一瞬で消える予定らしい）、素人には何が起こるかわからないので考えると怖いです。そこで、万が一に失敗でブラックホールが発生、地球が飲みこまれるとどうなるのでしょうか？発生して飲み込まれるまで時間があるのでしょうか？

まとめると質問は

・いつ実験があるのか？
・ブラックホールが発生してしまったら地球はどうなるのか？
・ブラックホールに飲み込まれまでに時間はあるのか？

以上を答えてください。

  • 質問者：Sooda! くん
  • 質問日時：2008-10-23 16:12:00
  • 0

回答してくれたみんなへのお礼

皆様、ご回答ありがとうございます。素人では考えれば考えるほどわからなくなりますね。回答を見ている間にブラックホールは何故発生するのか？何故、今回の実験では蒸発するのか？ホワイトホールっていうのもあるけど何なんだろう？・・・・・・などなど、いくつも無限のように疑問が浮かんできます。宇宙の謎は無限に近いですし、人間の知っていることなど無に等しいぐらいのような気がします。いくら疑問に思ってもどんな科学者も誰もわからないような問題もあるでしょう。だからこそ、この実験が不安で何があるかわからないのです。そしてわからないからこそ人間は実験をするのでしょう。何にしても実験の後も地球が無事であることを祈ります。

ベスト回答

1.実験の時期に関しては皆さんの回答を。



2.発生した場合、二通りの行く末が考えられます。
　a.1つはブラックホールそのものが水素原子核2個分程度の質量であるので発生直後に蒸発してしまいます。蒸発する可能性は理論上認められており、また、もし蒸発する事がないと仮定すると現在の宇宙はブラックホールで充満された状態となっていると想定されます。

　b.もう1つはブラックホールに周囲の物質が吸い込まれた場合、暴走状態となり吸い込まれた物質がブラックホールそのものの威力の強化に参加して更にブラックホールが雪ダルマ式に強くなります。

　ただし、何れも机上の論であり、実験もした事も無ければ、観測から確定した理論でもありませんが、理論的にも経験的(ブラックホールが充満していない)にもa.説が有力であるとされています。

　蒸発する原理は以下の通りです。

　ブラックホールは熱の産生も行っており、熱の放射は重力に影響されない=ブラックホールからエネルギーが奪われる=ブラックホールの質量が減ると言う理論です。ブラックホールの質量が小さければ小さい程、ブラックホールは高温になり熱の生産量は多くなり、吸着する質量よりも熱エネルギーの放出の方が多ければ、ブラックホールは自然に蒸発する事になります。

　ただし…もし、ホーキング先生が反対を唱えたら超高確率で危険であるとは思いますが…^^;。



3.ブラックホールからの距離により変わります。ブラックホールに吸い込まれる時は通常、土星の輪を巨大にした様な巨大な降着円盤を生成します。ブラックホールの周囲を衛星の様に旋回しながらブラックホールに徐々に接近するようなイメージです。なので一瞬と言う事は無いですね。

また、ブラックホールに飲み込まれる時はブラックホールの近接領域(周囲)には強力な潮汐力が働くのですべての物質は形を留められずに素粒子レベルにまで分解されてしまいます。その際、超強力なX線等を放出します。 更にブラックホールの周囲の降着円盤の垂直方向にジェット(エネルギーの噴射)が発生します。このジェット(ガスや宇宙線等)の方角に誰かが居た場合はブラックホールに飲み込まれる前にジェットの餌食になります…^^;。

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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

ご回答ありがとうございます。とても詳しく書いてくださっていますが、私には難しすぎて半分ぐらいしか理解できません。自分の無能、無知を痛感するしだいであります。あまりに立派な回答なのでコメントもどう書けばいいか悩みました。結局はこの実験は理論的に高確率で安全ですが何が起こるはかわからない、万が一にも失敗してブラックホールが発生してしまうとあっという間に地球が飲み込まれる。飲み込まれる前にも素粒子レベルであらゆる物質が分解し、Ｘ線等で人類は死滅するということでしょうか。漫画みたいにブラックホールに飲み込まれてホワイトホールから無事に出てくるとかは無いのですね。勉強になりました。感謝です。

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回答

質問内容については既に細部にわたって回答されていますので…。

わたしがこのニュースに接した時には､
｢ダヴィンチ・コード｣の作者であるダン・ブラウンの
｢天使と悪魔｣の内容を思い起こしました。

スイスに作られた巨大地下実験施設から始まり、
結局はキリスト教の話になっていってしまうのですが…。

ダヴィンチ・コードど同様に、映画化の話もありますし､
極上のエンターテイメント（サスペンス）だと思いますので
興味があればぜひお読みください！


  • 回答者：無知識人 (質問から29分後)
  • 1
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参考になり、満足しました。回答ありがとうございました。
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ご回答ありがとうございます。質問の内容と違いますが機会があれば読んでみようかなと思います。「ダウィンチ・コード」は映画で見ましたが、「天使と悪魔」は聞いたことがありませんね。

回答

・欧州原子核研究機構（CERN）大型ハドロン衝突型加速器（LHC）で運用開始直後の9月に起きた冷却用のヘリウム流出事故に関連して、LHCの運用再開は来年5月から6月初旬にずれこむ公算が強いことが16日、CERNが公開した事故の予備報告書によって明らかとなったそうです。

・米ハワイに在住する2名の男性が欧州原子核研究機構（CERN）がスイスとフランスの国境沿いの地域に建設を進めてきた大型ハドロン衝突型加速器（LHC: Large Hadron Collider）の運用の禁止を求める仮処分請求をハワイ州地方裁判所に提訴したことに対して、CERNは28日、「訴訟はまったくのナンセンスであり、LHCの運用によって地球の存在に影響を与えるようなことは起こらない」とのコメントを発表していますから、ブラックホールが発生し地球が飲み込まれるとの推測はナンセンスと言われています。

  • 回答者：匿名希望 (質問から14分後)
  • 2
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
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ご回答ありがとうございます。来年の５月か６月なのですね。ブラックホールは発生しないとは思いますが、素人の考えでは、なんか不安はありますね。

回答

・いつかは故障中なので延期されてわかりません。
・ブラックホールができたとしても今回は実験上の極小さいもので影響は全くないそうです。
・もし影響を及ぼしうるモノであらば当人は認識する時間はなく瞬時です。
　第3者としての観察者からは段々速度が落ちながら吸い込まれる様子がみえます。
　
論理上ではこの様になりますが、実際やってみなければわからないことだらけです。
だから実験をするのですが。

  • 回答者：お助けマン (質問から8分後)
  • 0
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
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ご回答ありがとうございます。故障中ということは２ヶ月延期から未定になったということでしょうか？ブラックホールが発生して地球全部が飲み込まれるのに一瞬というと１秒もないのでしょうか？謎だらけですね。やっぱり当事者の科学者じゃないとわからないですかね・・・。

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