質問

ヒトの免疫には、「体液性免疫」と「細胞性免疫」の２つがあります。

予防接種は、体液性免疫を利用した生体防御です。

前もって「抗原」となるウイルスを体内に入れ（もちろん影響などは考慮の上で出来ている注射です＾＾。）、それをやっつけるための「抗体」という武器のようなものをつくっておきます。あらかじめ体がこの型を記憶しておけば、万一体に大量のウイルスが入ってきても、すぐに対処することが出来ます。

今騒がれている新型ウイルスは、この型が判明しないので、予防接種の注射がつくれないのです。

ちなみに、インフルエンザには沢山の型があります。（多分予防接種を受けるときにも言われるとは思いますが。）その年にどれが流行るのかがわからないので、予想が当たるとも限らず、予防接種を受けたにもかかわらずインフルエンザにかかる人もいます。これは、体が入ってきたウイルスに対する武器（抗体）とは違うタイプの武器の情報を記憶していたために、生産が追いつかなかったためです。

以上のことから、確かにその年に流行るウイルスの型をあらかじめ摂取（いわゆる予防接種）していれば、その人の体はそのウイルスをやっつける抗体をつくることが容易になるので、すぐに対処でき、病気の回避や軽症で済みます。

ただ、ウイルスを持っているのなら、予防接種をしようがしまいが、そのウイルスをまき散らす（つまり他人にうつしてしまう）可能性は十分にあります。普段通りに生活していれば当然ウイルスはまいています。

ですから、「予防接種をした子」だろうと「予防接種をしなかった子」だろうと、ウイルス保持者（つまりはインフルエンザにかかっている子）なら、誰でも他人にうつす可能性は十分にあるのです。

子供の予防接種は大切ですが、なにしろ体の弱る時期です。実際、ウイルスを入れて抗体をつくらせるので、もしちょっとでも体の調子が悪いときに予防接種を受ければ、そのウイルスだけでもインフルエンザにかかるでしょう。（私の同級生に、受験対策で予防接種に行って次の日から倒れた子がいました…受験疲れの中で予防接種に行ったそうです…苦笑。）

あからさまにインフルエンザにかかっているのに他の子と接触しているのならばその子が原因と言えるかもしれませんが、予防接種をしていない子が原因などと言うことは絶対に言い切れません。

集団生活の中ではウイルスは蔓延しやすいものですが、一番気をつけるべくは、外から帰ったあとの手洗いうがいの徹底・身の回りの清潔を保つ・部屋の乾燥を防ぐ・食生活（特に緑茶などカテキンの摂取）のチェックなど、意外と普段の生活は盲点になっています。

何にしても、成人する前に体を強くしておかないと、成人してからだと大病になる恐れもあります。気をつけていた上でのある程度の風邪は、許容範囲でしょう。

以上は高校生物を習った人ならば必修の内容です。そんなに難しくもないので、興味があれば高校生物の資料集なんかを読んでみると良いと思います＾＾。

• 回答者：にこら (質問から3時間後)
• 3

インフルエンザの予防接種を行ってもインフルエンザにかかることはあります。
ただ、症状が悪化しないので、打っておいたほうがいいということです。
例えば、肺炎になったり。

予防接種すると、血液中に抗体ができるます。
インフルエンザは、空気中のウイルスを吸い込み、のどなどから菌が入り込むことでうつります。
のどの粘膜には、抗体を作ることができないので、うつってしまいます。

もちろん、その人の抵抗力、免疫力によってうつりやすさは違います。

予防接種をしてもうつさなくすることはありませんので、アレルギー等で予防接種を受けられない子もいますので、そんな心無いことを言わずに、ぜひ正しい知識をもっていただきたいですね。
うつりたくなかったら、誰とも接触しない・・それしかありません。
免疫を高め、マスクして、うがいして、予防して、今年もインフルエンザにかからないようにしたいものです。

• 回答者：のり (質問から6日後)
• 2

うちの子2人も予防接種はしました。
同じ幼稚園＆バスで通園してる甥っ子も予防接種したのですが
バス内で流行り、しっかり感染して3日ほど熱がでました。
うちの子は、移りませんでしたが
その子の免疫力によって違うと思います。

我が家では、12月頃から、空気清浄として
アロマオイルで芳香浴をかかさずしたり、加湿器など
食事でも気をつけて
あとは寝るときに、首にタオルをまいたりと
いろいろ予防に心がけてきました。

注射もして、他でも心がけてやっと予防ができたという
ことになると思います。

• 回答者：ちも (質問から5日後)
• 1

うちの子は２人ともインフルエンザの予防接種をしていましたが、下の２歳の子だけインフルエンザにかかってしまいました。（私、夫、上の子は大丈夫）

予防接種はかかりつけの小児科で受けたので、インフルエンザと診断された時に先生から「予防接種は防波堤みたいなもの。高波や津波（ウイルスの多さ）がやってきたら、防げなくて感染してしまうんです。でも防いだ分軽くてすみます。」と説明されました。

なので、予防接種したから他人にうつす心配はないとはいえません。インフルエンザは飛まつ感染（空気に浮遊して感染）ですから、抵抗力が弱ってると誰でも感染する可能性はあります。

幼稚園など集団でいる場所では、インフルエンザに限らず感染源になるとは思います。しかし、生活している以上色々な場所に出かけたくさんの人とすれ違うのですから、園内の予防接種していない人が悪いとはいえません。

すでに回答されている方と同じく、何事にもやはり外出後の手洗い、うがい。栄養バランスに努め、睡眠を適度にとり、ストレスを溜めないことが大切だと思います。

• 回答者：さとちゃん (質問から5時間後)
• 1

私も３人の子供がいますがみんな予防注射は打ちませんでした。幼稚園でもインフルエンザが流行って学級閉鎖にもなりましたがうちの子はうつりませんでした。逆に予防注射を打った子がインフルエンザになり兄弟、家族にうつった子もいました。なので症状が軽くなったりすることもあるようですが高熱がでたり人にうつったりもするので注射を打ったから大丈夫だということではなさそうです。やっぱり普段から手洗い、うがいをして自分自身で予防することが大切だと思います。

• 回答者：マーヤ (質問から4時間後)
• 1