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友達から最近のノートパソコンにはチップセットが内蔵されていないことが多い(CPUに内蔵されていることが多い)と聞いたのですが、それは本当でしょうか?

  • 質問者:匿名希望
  • 質問日時:2015-07-16 22:05:22
  • 0

そもそもPCのチップセットって何か判っています?
昔のPCはノースブリッジとサウスブリッジの二つをチップセットって言っていたんですよ。
ノースブリッジはCPUやメモリに接続されていて
所謂「内蔵グラフィック」もノースブリッジに組み込まれていました。
サウスブリッジは主にI/O(USBとかPCIですね)に接続
どちらも大規模集積回路で半導体部品ですから
CPUのシリコンチップに回路を組み込む事が可能なんですよ。
例えば下の写真の様な感じ
http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/601/851/html/1.jpg.html
(実際の回路を構成したチップの写真にそれぞれの役割を記載しています)
左右両端と下部(メモリーコントローラーI/O)が主にノースブリッジの役割ね。
一般的にグラフィック内蔵と言う言葉が使われていますが
GPUと言うのはグラフィックの演算に特化したCPUなので
やっている事はCPUと同じで演算目的のトランジスター回路となります。
だからGPUコアを使用してスーパーコンピューターを作る事も可能。
CPUに内蔵していると言うよりは「CPUに集約した」の方が良いと思います。
サウスブリッジの方も集約する事は可能なんですが
サウスブリッジの方までCPUに集約するとなると
CPUコアの回路に使えるチップ面積が減る事になりますよね?
それとCPUの機能を多くすると言う事はCPUのピン数にも影響を与えるので
物理的構造バランスも考えなきゃあいけない。
大きなチップを使用すると生産時の歩留まりに影響するので
安易に大きなチップに回路を集約する事は好ましくない。
このへんは技術の進歩と品質のバランスで変化すると思います。
因みに半導体部品の歩留まりに関しては説明が難しくなるので
下記ページでも読んでみて下さい。
http://www.atmarkit.co.jp/fsys/keyword/015silicon_basic/015silicon_basic.html

で私の言いたいのは友達の説明も最初の回答者の説明も間違ってはいないが
正しくもない。
「CPUの周囲に必ずチップセットが付いています」との事ですが
CPUの周囲と言うのが同じダイのCPUコアの周囲なのか
それともCPUのパッケージ内でCPUの周囲なのか
それとも昔のPCの様にノースブリッジやサウスブリッジを指して
CPUの周囲と言っているのか?その記載がない。
現在チップセットと言っているのは主にサウスブリッジの機能の方なので
こちらは確かにCPUの周囲に付いている。
例えばIntelのHM87であれば
http://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/chipsets/performance-chipsets/mobile-chipset-hm87.html
多分最初の回答者も友達もチップセットが二つ存在したと言う事が判っていないと思うし
友達の方はノースブリッジの事を言っていて
最初の回答者はサウスブリッジの事を言っているんだと思う。
(ただしこれはあくまでIntelのCPUとチップセットの場合ね。)

この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

デスクトップパソコンにはチップセットが2つ存在するけれどもノートパソコンにはチップセットが省略されていて1つしか存在しない(その1つのチップセットを最近のノートパソコンはCPUに集約している)と友達から聞いていたので、ノートパソコンにチップセットが2つきちんと存在するとは知りませんでした。分かりやすい御説明ありがとうございました。

並び替え:

嘘です。
CPUの周囲に必ずチップセットが付いています。
但し、グラフィクスのGPUが内臓されたチップセットなので
勘違いしているのかも。

  • 回答者:匿名 (質問から15時間後)
  • 0
この回答の満足度
  
参考になり、満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

友達にチップセットが内蔵されていないパソコンが無いことを教えたら驚いていました。コメントありがとうございました。

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