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不正を嫌う人にとって、非常に勇気がわくニュースです。

★配置転換は無効、オリンパス社員の勝訴確定
TBS系（JNN） 6月30日(土)7時13分配信

上司の不正疑惑を内部通報したオリンパスの男性社員が不当に配置転換されたとして会社側を訴えていた裁判で、最高裁は２９日までに会社側の上告を退け、男性の勝訴が確定しました。

この裁判はオリンパスの社員、浜田正晴さん（５１）が、５年前（０７年）に社内のコンプライアンス(法令遵守)窓口に「上司が不正に取引先の社員を引き抜こうとしている」と通報した所、専門外の部署に配置転換されたとして、異動の取り消しと損害賠償を求めていたものです。

一審の東京地裁は浜田さんの訴えを退けましたが、二審の東京高裁は、「人事権の乱用に当たる」として配置転換を無効と認め、オリンパス側に２２０万円の賠償を命じていました。

最高裁は２９日までにオリンパスの上告を退ける決定を出し、浜田さんの逆転勝訴判決が確定しました。オリンパスは「今回の決定を厳粛に受け止め、今後の対応を検討する」としています。

・・・引き抜こうとしていた社員は機密情報を知る人物で、同業他社に移ればその会社にとっても大痛手です。不正競争防止法違反ですし、浜田さんは「営業秘密を知る取引先の社員を引き抜くのは会社の信用を失わせる」と考えたのです。しかし

●「成果主義が報復の道具に」オリンパス公益通報訴訟の浜田さん(要約)
http://www.mynewsjapan.com/reports/1263
2010 06/13

オリンパス社員の浜田さんは内部通報をきっかけに、１５年の営業職キャリアを無視した配転を強いられた。

営業販促の管理職候補として推薦を受けた事もあったが、５０歳を目前に新入社員と同じ所からキャリアの積み直しとなり、不可能な目標を設定され、出社ゼロの社員の半分という低評価まで下された。

これまでのキャリアを奪われた不利益は大きいが、一審は「配転による不利益はわずか」と判断。

浜田さんは、「報復に利用されるような不完全な成果主義は問題だ」と主張する。

浜田さんは当時の上司が、取引先の機密情報を知る社員を引き抜こうとしている事を知り、同社の手続きに従ってコンプライアンス室に内部通報した。

ところが同室長は、濱田さんが通報者であることを上司らに漏洩。

その後まもなく、１５年の営業職キャリアとは異なる職への配転を強いられた。

濱田さんは、配転命令は通報者の不利益な取り扱いを禁じた公益通報者保護法に違反するなどとして、配転命令の無効確認と精神的被害など慰謝料１０００万円の支払いを求めて、会社と当時の上司２名を東京地裁（田中一隆裁判官）に提訴・・・

皆さんはこの最高裁の判決やこの一件をどう考えますか?

質問者：泊　勇平
質問日時：2013-05-11 15:13:53
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ベスト回答

朗報ですね。こういう判決が多く出て社会的常識となることで労働者に対して優しくない日本の法律を変えていくきっかけになってほしいです。

ただ、私が注目したいのはこの流れを持続するには労働基準監督署や裁判所の改革も必要だな、ということです。

日本では法律の壁もあり、不正を勇気を出して世の中に報告しても報復措置をとられる労働者がいっぱいいます。多くの場合は会社の内部調査だけでなく、労働基準監督者が会社の見方になって労働者を追い詰めていることが問題です。わざと報告者の名前いりの書類を残して帰る労働基準監督署が多すぎるのは異常です。

また裁判官も多くの場合、会社側に有利な判決を出します。自分達の給料を支えているのが会社の税金というのもありますが、会社に不利な判決などを出すと裁判官自身も僻地へ左遷となることが多いのです。よく国に不利な判決を出した裁判官が僻地に左遷されたうえに降格、場合によっては裁判官としての資格を奪われるなどの報復的措置がよくあります。

ドイツでは結構問題もありますが、基本的に労働者を守るための法律がしっかりしていて運用もうまくいっているので日本もそろそろ参考にすべきだと思います。世の中のため勇気を出しても報われない社会じゃ荒んだ社会になってしまいます。

回答者：匿名 (質問から5時間後)
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