タイトルは国境を越えた天使です。物語の舞台はフランス革命前夜のパリです。主人公は日本人観光客の若い女性です。彼女がシャンゼリゼ通りを歩いていると突然白馬が暴走してきました。キャー。叫ぶ主人公。そのとき颯爽とハンサムな青年が現れて白馬の前に立ちふさがると突然旨煮飛び乗って手綱を引き締めました。激しく暴れる白馬が前足を上げて大きな声で一声泣くと青年は落馬して頭を打って気絶してしまいました。もう大変。驚いた主人公はもちろんすぐに救急車を呼びます。駆けつけた救急隊員んと一緒に病室につきそいながら青年の端正に整った後期な横顔に見とれる主人公。やがて青年が目を覚まして主人公に話しかけます。君が僕のために救急車を呼んでく冷淡だね。実は僕は名家の息子です。お礼に金銭を差し上げます。それを聞いた主人公は喜ぶどころか逆に激怒します。私はお金のためにあなたを助けたのではありませんわ。毅然とした態度で病室を去ろうとする主人公。その背に向けて青年が叫びます。せめて君の名前を教えてくれないか。名乗る主人公。すると青年も自分の名を名乗ります。僕の名はピエール。ああピエール。素敵な名前かしら。運命の出会いを感じる二人。しかし主人公に残された時間はわずかでした。彼女は明日の朝一番の飛行機で日本に帰国しなければいけないのですから。涙を隠して帰国する主人公。そして彼女には再び丸の内の一流企業に勤務する退屈な日常がやってきました。ある日の夜の事です。いつものように東芝レグザの32型巨大画面テレビでニュース番組を見ているとフランスの皇太子さまが日仏親善のために来日したニュースが流れます。その画面を見た主人公は突然びっくりしました。ピエールです。彼女が命を救ったピエールはフランスの皇太子様ッタッタのです。息をのんでテレビを見守っているとやがてピエールのインタビューが生中継されました。ピエールは重大発言しました。僕が日本に北目的は日仏親善の他にもう一つあります。ざわめく人々。そしてピエールは遂に言いました。パリで僕の命を掬ってくれた女性に求愛するためです。驚く主人公。その瞬間彼女の家の呼び鈴が鳴りました。高鳴る胸を押さえて玄関に出るとそこには真っ赤な薔薇の花束を抱えたピエールが優雅に跪いて優しく苦笑いしていました。探したよプリンセス。ああピエール。満点の星空の下で抱き合う二人。美しい満月がいつまでも二人をやさしく照らし続けました。~Fin~
===補足===
素敵な絶賛コメントをありがとうございます。ぜひこの小説を読むときはダイソーで買ってきたバロック音楽のCDを聞きながら読んで下さい。自分で言うのもおこがましいのですが今回の小説はかなり良くできたと思います。この小説の見所は国境を越えて引き裂かれた二人が愛の力で苦難を載りこえて最後に感動的に結ばれる点です。パリと東京という距離的にかけ離れた地域で離ればなれになった二人がこのまま別れてしまうのでしょうかと読者の皆さんをハラハラ不安にさせておいて最後にドラマチックな再会の場面を見事に描き切ったのが成功のゲインです。月明かりの下で抱き合う二人の場面を書き上げた瞬間遂に私は涙ぐみました。皆さんもこの小説を目を閉じながら読むとまるでまぶたの裏側に映画を見てるように一つ一つのシーンが鮮明に目に浮かぶでしょう。私が無意識のうちに映画的な手法を取り入れてこの小説を書き上げたのは紛れもない事実なのですから。今回の小説以外にも私は小説のアイディアはたくさんありますから機会が嗚呼ればこれからもどんどん発表する気構えはあります。実は私は読書かなので子供の頃に小説家を夢見た経験もありますから。自分でいうのもおこがましいのですが私は想像力が豊かなロマンティックな子供でしたから。なお悪質なネトウヨが私の小説を盗作したりしてますがこれは完全に著作権違反とネットストーキングのいわゆるダブルクライムです。皆さんで通報すべきなのはもはや明らかです。