いちじくの木を植えて３年。実が大きくならなくて小さいままで落ちてしまいます。どうしたら大きくなるのでしょうか？|質問・相談が会員登録不要のQ&AサイトSooda!(ソーダ)

土が乾きやすい、土が酸性に傾いている、根張りが制限されている、肥料のくれすぎなどの原因が考えられます。

イチジクは相当水をほしがります。でかい葉っぱをたくさんつけるので、葉からの蒸散がバカにならないくらいあるからです。
このため、イチジクはものすごい量の根を出して、土の中の水分を探し求めます。

もともと乾いた土地では、水不足で葉が小さく、木の成長が鈍くなり、実もつけようとしません。
土が酸性では根の伸びが鈍くなり、根に見合った量の地上部分にしかならないのでやはり成長が鈍くなり、実がつきにくくなります。
鉢植えだったり、土が浅かったりで根が十分に張れない場合も、やはり根に見合った量の地上部分にしかならないので成長が止まり、実が成りにくいということになります。

イチジクの実が大きくなるかどうかは、新梢、つまり今年出た新しい芽の勢い次第です。
太く強く勢いのいい枝が伸びれば、そこに大きくたくさんの実が成ると単純に考えてかまいません。
湿り気のある、しかしビシャビシャでない、十分な広さと深さのある土に植え、ときどき消石灰を与えるようにすれば、イチジクの木はどんどん大きくなり、それに従って大きい実がたくさんつくようになります。

イチジクは木の調子がよければあまり肥料分を要求しません。大きな葉でどんどん光合成するので肥料の燃費が非常によいからです。むしろ、調子が悪そうだからといって肥料をたくさん与えると、根が肥料あたりを起こして実が落ちてしまうことがあります。
多量の水と、ちょっぴりの肥料分で育つようにできているので、濃い肥料に当たると根がシビレてしまうのです。イチジクの場合は肥料よりも、まず水分が必要です。
鉢植えで肥料がなくなりやすい場合でも、直接肥料をまくようにはせず、ときどきごく薄くした液肥を水代わりに与えるくらいで十分ですし、その方が安全とも言えます。

また、これらとは別にカミキリムシの食害も考えられます。
幹に穴が開いていて、おがくずが出ているようなことはありませんでしょうか？
3年目くらいでまだ木が小さいうちにカミキリムシに食い入られると、実が成らないばかりかそのまま枯れてしまうこともあります。

回答者：まなかじ (質問から6日後)
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