いびきは「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」につながります。その結果脳卒中、心筋梗塞、昼間の猛烈な眠気、高血圧、糖尿病などの様々な病気の原因になります。このSASは圧倒的に男性に多く、睡眠時1時間当たり10秒以上の無呼吸が5回以上有り昼間の異常な眠気などの症状があるとSASと診断されます。 
そこで、いびき・SASの対処は 
1.横向き、またはうつぶせで寝る 
 舌の根元などが重力で下がって気道を塞ぐのを軽減することができる。 
2.寝酒は飲まない 
 アルコールはのどの周囲の筋肉を弛緩させ、仰向け時に気道を狭めることになります。 
3.睡眠薬は逆効果になることも 
 睡眠薬はのどの周囲の筋肉を弛緩させ、仰向け時に気道を狭める場合があります。 
4.減量する(10~30kgといった大幅な減量が必要) 
 肥満はSASの原因のうち、最大のもので、減量が一番の治療になる。 
 ただし、やせている人でも下あごが小さかったり引っ込んでいたりするといびきをかきやすい。 
また、扁桃腺肥大や鼻炎が原因になることもあります。 
いずれにしても、呼吸器内科を受診するのがベターです。