うつを再発して1年以上たった者です(うつとの付き合いは5年を超しました)。仕事は辞めました。精神科に通って薬による治療を続けています。時々カウンセリングも受けています。ですがいまだに浮き沈みが激しいです。
弟さんのお話なのですね。
精神科に「たくさん」行かれたとこのことですが、ひとつの病院にずっと通われたのでしょうか、それともあちこちにかかられたのでしょうか?
まず推測の話をしますが、もし、お医者さんを何度も変え、そのたびに治療の方法や方針が違っていて、それが原因で不信感を抱かれたのだろうか、と思いました。
うつという病気は、まだまだ正体不明の病気のため、うつに対する考え方や治療法は医師によって千差万別だそうです(主治医から聞いた話です)。
なので「(医師によって)言っていることが違う」というのはよくある話です(これは体験談です)。
こうした不信感のせいで医師による治療を拒否する、というのもよくあることだそうです。この場合、誰か一人の医者を「とりあえず」信用してみて、その指導のもとで「長期的に根気強く」治療に取り組むことが回復の早道だそうです(これらは本で読みました)。この病気は、たとえば薬を飲み始めたからと言ってすぐに効果が現れることはめったにありません(数週間くらいはざらです)。その人に合った薬や治療法にたどり着くまで、医師側も試行錯誤を繰り返さざるを得ないので、それまでは患者側も辛抱しなくては、うまくいきません。
(以上、見当違いだったらすみません。)
さて、「薬を飲まずに治すこと」についてですが、
1.規則正しい生活をすること(特に朝、決まった時間に起きること)。
2.栄養バランスのとれた食事をちゃんと(3食)とること。
3.朝、日光浴をすること。
4.適度な運動をすること(毎日散歩するなど)。
となると思います(主治医からの指導と、本やニュースから得た知識です)。
(私自身、これらを実行しようと強く思っているのですが、どれも実行できていません。そのためにうつが長引いているのではないかと思っているところです。)
外出自体をずっとされていないとのことなので、4(や3?)は難しいかもしれませんが、家の中から日光浴とか、家の中で踏み台昇降くらいでもいいかもしれません。
それから、「心の病は食事で治す」という本があります(生田哲著、PHP新書)。簡単に書くと、うつはセロトニンやノルアドレナリンといった脳内物質の代謝異常による不足で起きるので、それらの物質の「素」となる物質を多く含んだ食べ物をしっかり取って、体内でたくさん作られるようにしよう、ということです(かなり乱暴な簡略化ですが)。この本で語られていることは、頭から信じ込んで「これで治る!」と思うのは危険ではないかと思うのですが、役には立つと思います。(読んで私が思ったのは「それで治れば苦労しないよ、そんな単純なもんじゃないよ、うつってのは」。でも一部では「なるほど」と納得しています。)
(ちなみに、コーヒーを奨められているご回答がありましたが、コーヒーなどカフェインを含むものはあまり摂取しない方がいいという説もあります。この本だったかどうかは覚えていないのですが。)
最後に、お姉さまが近くで心配してくれているというのは、弟さんにとってとても幸せなことだと思います。理解のある支援者(家族などいちばん身近な人)の存在は、回復のための非常に大きな力です。
ただ、(私の場合で弟さんに当てはまるかどうかわかりませんが)あまり心配されたりすると心理的負担になることがあります。「ああしようよ」「こうしたらいいんじゃない?」などと干渉されるのも、ありがたいと思う半面で情けなくなり自己嫌悪になり、「ほっといてよ!」という気持ちになることも多いです(お仕事の話でイライラされるというのはこの類かと思われます。「今は触れてほしくない話」というのがありますので、嫌そうにしている話題は気になられても触れない方が無難かと。)。逆に、心底ありがたく支えになることは、「いつでも受け止めてもらえる」「見捨てられることはない」という安心感ですね。
いろいろ書きましたが、「うつ」などと言っても本当に人それぞれ・千差万別ですので、意見のひとつと受け取っていただけると幸いです。
弟さんのご回復をお祈りしております。