最近、株の暴落で市場が閉鎖されると言っている人がいますが市場が閉鎖されると何か困ることでも起きるのでしょうか？(満足度の高い順)|質問・相談が会員登録不要のQ&AサイトSooda!(ソーダ)

企業が、市場から資金調達ができなくなる。
すると、市場からの資金調達力の優劣で融資の可否を決めることに慣れてしまった銀行は融資の判断ができなくなる。
というわけで、銀行からの融資に頼る経営ができなくなるだけの話です。
無借金経営をしている実業を生業とする企業には関係ないはずなのですが、
こまったことに、世の中の大多数の企業は銀行からの融資が受けられずに破綻すると思われます。商売相手が破綻すると、あおりを食って仕事が行き詰まってしまう。
また、銀行や、保険会社、共済等、いわゆる機関投資家や投資信託、ヘッジファンド会社の運用手段の大きな柱がなくなるわけで、これらのいわゆる虚業を生業とする企業も、立ち行かなくなると思われます。

低金利に20年近くならされてしまった日本の一般市民の普通の生活には直接の影響はないのはずなのですが、企業の破綻や破綻回避のための首切りで収入の道を閉ざされる人がたくさん出て、生活苦から窃盗、強盗、ひったくり、詐欺事件が増えたり、近所のスーパーが倒産したりする（流通会社が倒産して物資の流通が滞る）ことで、エネルギー（石油やガス）さえ調達できなくなって、電気、ガス、水道代も上がったり供給制限が施されたりしてしまったり、食料の輸入も滞り、食べるものが手に入りにくくなる、手に入っても高価になったりして、とてもすみにくい世の中になるのではないでしょうか？

昨秋のアメリカの大手証券会社一社の破綻の余波だけで、目に見えて社会が荒れてきています。これが、さらに大きく、広く、深刻化するということになると思われます。

これが、株の市場の信用問題だけで話がすめば、上記の程度で話が終わって、まだいい方なのですが、もっと本質的に、貨幣の発行および流通というシステムそのものの信用が損なわれたのだと世の中の人が思い至ってしまうと、貨幣（端的に言うと米ドル）を持つことに意味がなくなってしまう世の中になるということもあるかもしれません。
そういう、まるで円天の破綻劇のような「それがうまく回っているときはみんなその金に裏付けがないなんていうことを忘れて、踊らされるだけ踊りくるっておいて、でも、いざそのお金（とおもっていたもの）に裏付けがないことに気付いたとたん詐欺だ詐欺だ、おれたちのお金はどこに消えてしまったのだ？と騒ぎだす」状態になるということまで思いを馳せておいた方がいいと思います。
円は米ドルと直結してますから、米ドルの信用がなくなってしまったら、円を持っていても、貨幣価値の信用がなくなる状況は同じだと思います。

回答者：円天の正体＝貨幣の本質かも (質問から3時間後)
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