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今年高校を卒業して、国立大医学部医学科1年の息子がいます。
地味な男子校だった中学高校に比べて、深夜までの勉強は変わらないものの、サークルに塾講師のバイトに教習所と、多忙な中にも充実しているようで、まずはほっとしていました。

先日、息子が卒業後は、産婦人科医になりたいので、産婦人科のカリキュラムが多い大学病院か市中病院で研修医をするといいました。
元々、小学生の時から精神科医になりたくて医学部を受験したほどなのに、突然なことで驚くと同時に不安になりました。夫は、一時的なものだから5年のポリクリが始まればまた戻るよと楽観的です。

でも私が持つ産婦人科医のイメージが、突出した激務、医療訴訟のリスクの高さからなり手のない科であると思っています。
私としては最も避けて欲しい進路なのですが、実際のところ産婦人科医の実情はどんなものなのでしょうか。
研修医後、数年は医局に入り勤務医をしながら学位を取り、将来的には夫の経営する神経内科医院を継いでもらいたいのですが・・・。夫も産婦人科医については私と同じ様なことを言っており、息子の考えには反対のようです。

ご教示よろしくお願いいたします。

  • 質問者:匿名
  • 質問日時:2014-09-26 11:11:40
  • 0

難しいですね。親御さんとしての想いが伝わってきます。わかりますよ。わが子にご主人の背中を見せてきたのですね。
 でも、お子さんにはお子さんの人生があります。いくら親が反対しても、反対する理屈に納得しなければ親のレールには乗らないものだと思います。それに、もし一時的なものならば産科での研修を経て、考えが変わるかもしれません。
私の叔父が医者で、子どもたちの進路は子供たち任せです。後を継ぐわけではないですが、わりと安定している進路になっています。しかし、公務員として採用される医療現場だったりしますが結構な激務になってます。帰りが午前様のときもあるそうです。
 私自身は医療に関して素人で、回答させて頂くには申し訳ないのですが、定期的に病院に通っているので、そのお医者さんのお話を聞いたり、叔父の話を聞いたりしている事が少しあります。
 医者は昨今、専門的に特化しても、あらゆる病気との兼ね合いがあり、例えば神経内科にかかるような病気を持った妊婦さんが居るとしたら産科との連携が必要との事で、そうそう連携もとっていられない時もあるため、いろいろな経験と知識を持った医者になる方が対処が早いため、日々様々な分野の勉強だと言っていました。それならば、産科の勉強をすることもそういった回り道として考えれば必要とも言えると思います。だから医者になるにはすごくお金がかかるとも言いますよね。そのくらい大事なお仕事でもあるし、そのくらい才能のある人にしかできないお仕事だと思います。
 産科医って少なくて、妊婦さんが病院から断られることもあるので、妊婦さんにとっては息子さんはとても有難い存在になる事でしょう。また、親の病院を継ぐのは安定していると思われがちなのですが、「親の作り上げた信頼も、息子さんに譲ったとたんに崩れる」といったパターンもたまーに聞きますし、息子さんの経験不足からくる口コミでそうなる事も割合いが少なからずあるようです。若いので仕方のない事なんですが、他の仕事は多少のミスは仕方ないと思われるのに、医療でミスはご法度なので厳しい世界ですよね。
 ほんとに、医療訴訟のリスクを考えるとやってられないと言うことはすごくわかります。今はインターネットでランキングが乗るなど、口コミが結構厄介で、何かあるとすぐ広まってしまう世の中です。ですので、十分に経験も知識も親以上に深めて、親の作り上げた
信頼を裏切らないだけの医者になれる道が一番良いと思うのです。
 その道は産科医一つではないし、かと言って神経内科一つでもないと思います。
よく話し合って、親子で医療の知識や経験を共有していき、例えば、ご主人と息子さんで神経内科と産科の分野で連携をとって患者さんを診る ということができる可能性も0ではないと思います。親子でより信頼のある病院経営ができると素晴らしいとも思います。
だから、医者としていろいろな方向があると思います。
 もちろん、親として神経内科医が一番確実だと思われるのでしたら、産婦人科医として激務に耐えるのは無理だと息子さんが判断した時のために、神経内科のことも同時に「医者として」学ばせることを納得させるのも手です。
おそらく、産科医の本格的な激務は、神経内科と産科のことを学ぶ忙しさを考えると、似たような激務になるのではないでしょうか。それに耐えられるのかどうか・・・。
でも、どっちも学べれば、最終的に産科が無理だと判断したら神経内科で後を継ぐ道も残っているのであれば、回り道はしたけれど、産科の知識も持ちながら神経内科としてやっていけるならばそれで良いと思います。

私は気道が狭くなったのを感じて呼吸器にかかったら
半分は呼吸器の範疇で、半分は心療内科・カウンセラー等の範疇でしたので
呼吸器に特化した医者では治しきらないし、心療内科だけでも治しきらない状態でした。
ストレス性の呼吸器疾患でした。両者の連携あってこそ、落ち着きました。
この先、ますます医者に求められる範囲が広がる感じがありますよね。
一つの専門だけで良かった時代が終わりつつある気がしませんか?
よっぽど他の専門と連携を密にとるか、自分が二つ三つを専門とするか・・・
医療現場が産科だけでなく、他も激務になると私は思ってます。
 そういったいろいろな経験をしながら、今のお医者さんはいろいろな工夫をしながら日々がんばっているんだなと思います。ご主人様も素晴らしいお医者様なのですね。
どんどん医者は大変になっていくと思いますが、そういう仕事だからこそやりがいを感じる人は医者としての才能があるんだと思います。
ぜひがんばって医療の最前線を進んで頂きたいですが、無理してご自身の体を壊してしまっては本末転倒なので、お知り合いの医者がいらっしゃったらご意見を聞くのも
参考になると思いますよ。
ここも一つの知恵や意見を聞ける場所ではありますが、なかなか私を含めて医療現場を専門に答えられる方がいらっしゃらないようですね。
他にもいろいろな方に知恵や意見を聞いて、実際に医療現場を見たり、医療現場で働いている方にも聞いたりして情報を集めて知恵を得るのは良いことだと思います。
そうして総合的に判断しながら息子さんとご主人様とよく話し合ってくださいね。

この回答の満足度
  
お礼コメント

ご親切な回答を頂きましてありがとうございました。おっしゃるとおり、息子が産婦人科の勉強をする中で、産科の知識も持ちながら神経内科にも興味を持って将来やっていってくれればと思います。研修医も含めてあと7年半、気長に見守ろうとも思います。ご自身の貴重な体験も交えてご教示くださり心より感謝いたします。

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