昔はもっと貧しかったですよ。学校へ行けない子もいましたし、ドラマではないですが、お弁当を持って来れない子も居ました。病気でも治療を受けられない家庭もありましたし、長屋生活で便所も共同で、風呂さえなかった家もたくさんありました。
戦争前とか戦後すぐということではないですよ。 東京タワーもしっかり建って何年もして、高度経済成長が叫ばれているころでもそうでした。
ただ、その頃にはテレビもなく、欲しいものがいっぱい掲載されているような雑誌もありませんでした。今の時代はお金がなくても、しっかりそういう情報が入ってきますし、いくらがんばっても、物欲を満足させることができないという状況になってきています。
自分の身の丈をちゃんと知って、それなりの生活をしている人は、他の人を羨んだりしませんし、人を憎むこともありません。
昔の貧乏長屋では、大きな声で怒鳴りあっている声も時々響いてましたし、酔っ払いが居たり、やんちゃな子供が居たりしても、何かあったときにはちゃんと助け合って生きてきました。生きながらえることだけが目的だったのではないかと今の人は思ってしまうのでしょうけど、それが生活だったのですよね。
これから先、お金のある人、お金を稼ぎたい人は、どんどんと外国に出て行ってしまいます。海外に住んだほうがずっと快適だからです。政治家や芸能人、資産家の子息が海外に留学しているのは、そういう準備というのも一つの理由があったりします。
ものは高いし、稼いでも税金が高いし大変なのですよ、日本で暮らすのは。