これから冬にかけて日本酒の美味しい季節ですね。
かなり以前のことですが紅葉の時期に信州天竜下りにいったときに、今でも印象に残っているお酒を思い出します。それは飯田の喜久水という地酒でした。船下りの途中流れの緩やかな場所で船頭さんが投網を打って小魚を捕り、舟の上で焼いたものを肴にぬる燗で飲んだ味は最高でした。
以来日本酒は醸造された環境で地元の名産と一緒に飲むのが一番美味しいと思うようになりました。ですからたとえ安いお酒でも雰囲気でとても美味しく感じられます。
もう一つ美味しいと思ったのは琵琶湖の北の方に全てのお機械搾りから酒を手搾りしている池本酒造の琵琶の長寿で、これまた湖国のふなずしを肴に飲むのもいけます。ちなみにふなずしは普通は独特の臭みがあり敬遠されますが、今津あたりは通常のふなずしをスライスしてさらに酒粕で漬け直して高価ですが臭みが少なく美味しいです。
家で飲むのはやはり地元の地酒が一番だと思います。