このことわざの意味は、「苦しかったことも過ぎ去ってしまえばまったく忘れてしまう。また、苦しい時には人を頼みとし、その苦しさが取り除かれればその恩を忘れることを言う。」
その他にも、「熱い食べ物も、喉元を通ってしまうと、その熱くて苦しかったことも忘れてしまうように、苦しいことやつらいことがおこったときは、身にしみて苦労を感じるのだが、楽になれば、すんだ昔の苦労は忘れてしまうと言うこと。また、苦しいときに助けてもらった恩義も、楽になると忘れてしまうこと。」などのたとえを示唆しています。
即ち、自分自身がとても苦しいときに、誰でも構わないという気持ちで救いの手を求めて、手助けによって楽になってしまえば苦労することもなくなり、救いの手を与えてくれた方々のことなど全て人ごとのように無関心になってしまう、即ち自分本位のことを示唆することわざでありますよ。
このことわざは、恩を仇で返すことを示唆する国内で生まれたことわざでありますよ。