バードウォッチングに参加するようになって、混同することは、なくなった。
一般的に定着しているのは、メジロの色が、鶯餅のウグイス色。
ウグイスは、ほぼ藪の中に生息していて、私自身も、野生のウグイスの姿は、年に1~2回ぐらいしか、お目に掛からない。
姿を見せないかわりに、鳴き声は、でかい。
メジロは、人里の梅の花にやって来て、さえずるよりも蜜を吸うのに夢中。
目の前では、そんなメジロがちょろちょろ姿を見せ、聞こえる鳴き声は、離れた藪の中のウグイスのホーホケキョー。
ここで、混同が生じてしまったかもしれない。
ウグイス色とは、小鳥のウグイスの色ではなく、メジロの羽根の緑色として、定着。
ウグイスの体の色は、緑っぽいメジロの色とは程遠く、明るい黄土色。
藪の中では、土や木の幹、枯れ葉の色にまぎれ、なかなか見分けがつかない。
自然は、あるがまま。
どちらがウグイス色か、ウグイスにとってもメジロにとっても、どうでもいいこと。
人間が、勝手に思い違いをしているに過ぎない。