『宇宙戦艦ヤマト』を作曲した宮川泰さんは、小学生の時に親戚の家のオルガンに触れたものの、
本人が自由に使える楽器を持ったのは、中学生になってから買ったアコーディオンです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E5%B7%9D%E6%B3%B0
上記とはレベルは全く違いますが、私も、フルートに初めて触ったのは中学からで、
気付けば、大学の頃にはフルートのお陰でかなり稼いでいました。
~~ 上手になるコツ ~~
● 出来れば、半年だけでも 「音楽教室」 や 「個人レッスン」 等で、プロから基礎を習ってください。
唇の絞め方・当て方 / 楽器の正しい持ち方 / 呼吸法 / 等は勿論、
例えば、元々、構造的欠陥で、
右手の小指以外開放した「C♯」は、口の絞め具合と管の向きで調整しなければなりません。
フルートはデリケートな楽器で、1オクターブ内なら高音が上擦り低音がフラット気味になったり
3オクターブの中で吹いていると、高音がフラット気味になったりします。
その他、人により色々とクセが出たりしますので、プロの人に正しくチェックして頂いて
「対応の方法」 と 「正しい吹き方」 を教えて貰った方が良いと思います。
● 出来るだけ、色々な音楽を沢山聴いて下さい。
例えば、ランパル/ニコレ/ラリュー/ゴールウェイ/ガロワ/アルトー・・・・・等も素敵だけれど
ヒューバート・ロウズやハービーマン、デイブ・バレンティン、イアン・アンダーソン等、
ジャズやロックのフルートも面白いですよ!(吹き方の真似は、絶対基本をマスターしてからですゾ)
勿論、フルートに限らず、色々なジャンルや色々な楽器の音楽を聴いて幅を広げる事です。
● 毎日必ず1回は練習
私は、部活を除き、ほぼ毎日家で3時間以上は吹いていましたが、練習時間は人それぞれ・・・・・
但し、忙しい日でも、最低5分でも良いので、必ず1日1回は吹く様にして下さい。
比喩として、「1日吹かないと、その分を取り返すのに3日掛かる」 と、言われています。
又、TVを観ながらでも、頭部管を外して指の練習は出来ます。
● 上達した後でも、練習する時は、先ず 「アルペジオ」から!
アルペジオの練習用楽譜の本が売っていますので、私は、初めての時1ページ目から・・・
上達したら、適当に開いたページの譜面を吹いていました。
練習の時は30分位、コンサートやステージの時は、時間が無くても5分は行っていました。
尚、教則本なら、私は主に 「アルテ」 を使っていました。
http://www.jfc-pub.co.jp/index.htm
● 「音楽理論」 の勉強をしましょう。
毎日の勉強の前でも後でも、15分でも30分でも、チョコッと音楽理論の本を読む事をオススメします
● 作曲者の伝記/音楽史/西洋の歴史/ の本を読みましょう。
構えて読もうとするとややこしくなるので、雑誌や文庫本を読む感覚で、
暇な時や待ち合わせの時など、時間潰しの時に読めば良いと思います。
例えば、バッハを知っていると知らないとでは、演奏が変わってきます。
時代背景や作曲者の心情を知ると、音楽に深みが増します。
例えば行進曲も、スーザの時代背景や環境 と ラデツキー行進曲へのウイーン人の気持ちを知ると、
イメージの違いを感じ、自然に演奏が変わりますよ!
(尚、音楽の本は結構高価なので、古本屋さんで見掛けた本を買えば良いと思います。)
● ご両親に伺ってOKの年齢になったら、コンサートやショー等に行ってみて下さい。
プロの生の音を聴くと、とても勉強になります。
リサイタル・室内楽・木管五重奏等ばかりで無く、弦楽器でもピアノでもオーケストラでも、
歌劇・ジャズ・ロック・ミュージカル・民俗音楽・能・雅楽・民謡・・・・・
お金と時間が許す限り、沢山観ると良いですよ!
生活の中に 「音楽」 と 「フルート」 を取り入れちゃうと、気楽に・楽しく・知らぬ間に上達しますよ!
私はフルートが大好きです。 そしてajapaさんがフルートを吹くなら同じ仲間です。
更に私は、ajapaさんより先にフルートを吹き始めたので、
その分、比較して少しは上手に吹けると思います。
そこで
今後も、練習中に何か分からない事が出て来たら、迷わずココで質問してみてください。
質問を見付け、私が分かる事なら、回答します。(私で宜しければ)
勿論
今、何か質問があれば、補足欄でコメ入れます。
くれぐれも、
練習は頑張る必要が無く、例え数分でも毎日行う事です。
さて、音楽は間違えないで演奏出来るところからスタートです。
自分自身が吹いて楽しむ事は勿論、
上記を踏まえて曲を解釈し、聴いてくれている人にどれだけ感動して貰えるかと云う側面もあります。
最初の内は詰まらないかも知れませんが
それを克服すれば、必ず吹くのが楽しくなり、気付けば上達していますよ!