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琴奨菊が大関当確まであと三勝です。いよいよ待望の日本人大関が誕生するのでしょうか?

★琴奨菊“イチロー本”で復活！大関の座は目前だ
夕刊フジ 9月21日(水)16時56分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110921-00000011-ykf-spo

大相撲秋場所１０日目＝２０日、両国国技館

　効果はてきめん。土俵上の力士は、溺れる者によく似ている。勝つためには、とても助かるとは思えないようなものにも必死にしがみつくのだ。

　たとえば無精ヒゲ。平成１８年九州場所１２日目。当時、東前頭２枚目だった琴奨菊は小結露鵬を破って１勝５敗から６連勝し、ゲンを担いで伸ばしていた無精ヒゲだらけの顔を大きくほころばしてこう言っている。

　「連勝が始まってからずっと顔は剃っていません。（自分みたいな力士は）ヒゲも力にしないと、勝てませんから」

　この場所、琴奨菊はこのヒゲパワーで連勝を「９」まで伸ばし、初めての技能賞を受賞している。大関取りがかかっている今場所、琴奨菊がすがったのが大リーガーのイチローをはじめ、他の分野の有名選手の自伝など、サクセスストーリーの本だった。

　先場所、琴奨菊は難敵の白鵬を破り、悲願の大関取りに王手をかけながら１３、１４日目と平幕相手にまさかの連敗を喫し、大魚を逸した。この手痛い連敗の原因は何だったのか。

　夢が持ち越しになった先場所１４日目の取組後、琴奨菊は「バカみたい」とつぶやき、「プレッシャーの中で自分の力を出し切ることがいかに難しいか、よくわかった。いい勉強、させてもらいましたよ」と唇をかみしめた。

　この反省の中から琴奨菊がたどり着いたのがイチローや、他のスポーツ選手たちがどういう心境でスーパープレーをしたり、つらいスランプを乗り切ったのかを書いた本だったのだ。

　２日前、鶴竜に初黒星をつけられた。１２勝が大関取りの合格ラインだから、これ以上、不用意な取りこぼしはタブー。

　この日の相手は、これまた大関昇進を虎視眈々と狙う稀勢の里。ただでさえ、肩に力が入る相手だったが、昼寝の時間を削ってせっせと目で追った活字の成果をまざまざと見せつけた。左四つ、左からおっつけると、モロ差し狙いの稀勢の里に何もさせず、一気に土俵外に運び去ったのだ。

　「たまたまです。相手が誰でも同じ１勝。（大関取りは）１勝の積み重ねですから。やるべきことをやるだけ、無理なことは考えてもできない、と思って立ちました。これ、（数日前、新聞で読んだ中日の）落合監督の言葉のパクリです。でも、これがよかった」と完勝の琴奨菊は表情を崩した。

　これで大関の座にあと３勝の９勝目（１敗）。何でも目を通してみるものである。（大見信昭）

★いよいよ琴奨菊は、みんなが待ち望んでいる日本人大関になれるのでしょうか?

質問者：姿三四郎
質問日時：2011-09-21 18:34:57
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