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共産主義と社会主義は、どこがどう違うのですか?

社会民主主義とは、社会連帯を重視し、市場経済を国家によって統制しようという思想が柱となっている事が大きな特徴で、端的に言えば「大きな政府」を目指す社会です。

これに最も成功したのが日本であるといわれていますが、最近は自由民主主義、つまり「小さな政府」へのシフトが盛んに議論されていますね。

で、投稿の文脈から察するに、あなたの言う社会主義とはソ連型社会主義を指していると思われますが。

意外に知られていませんが、ソ連型社会主義とは「共産主義社会」を構築するための第一段階なんですよ。

ほとんどの方が社会主義=共産主義と思われているように思いますが、これは明確に違うのもです。

共産主義とは、国家権力が死滅した世界、早い話が「無政府主義」です。

この共産社会を実現するためには資本主義社会を崩壊させるための戦争を勝ち抜かなければならない。社会主義とはこの戦争、つまり世界大革命を起こすための「仮の社会」なんですね。

マルクスは1848年のドイツ革命が失敗した原因を、革命勢力が立法権のみの掌握にとどまり、軍事件を含む行政権を得られなかったからだと考えました。

そして、共産革命の成功のためには、その過渡期としての「プロレタリアートの政治支配」の必要性を強調します。これが「プロレタリア独裁」です。

この後、ロシア革命を指導したレーニンがプロレタリア独裁を実際に行いました。ここからソビエト政府が始まり、ソ連型社会主義が生まれた訳です。

で、ソ連は結局過渡期のまま共産主義社会を実現できなかった、という訳ですね。

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並び替え:

共産主義というのは国家の経済体制です。
社会主義は国家の社会体制(憲法の方向性)です。

日本で言えば、経済体制は「資本主義(自由経済主義)」
社会体制は「民主主義」となると解釈しています。

  • 回答者:とくめい (質問から2時間後)
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