携帯のアンテナですらテレビが受信できる時代なのになんで家庭用テレビはあんなにでかいアンテナやケーブル、光とか繋がなきゃテ...|質問・相談が会員登録不要のQ&AサイトSooda!(ソーダ)

携帯で受信しているのはワンセグ放送だと思いますが、普通のテレビに比べ情報量はものすごく小さいものです。大型トラックと自転車の前カゴの積載量ほどの差があります。ワンセグ放送をパソコンで受信できるようになったのもありますが、大きな画面にしたらモザイク模様でコマ送り程度の画質になってしまいます。
地上波デジタルのアンテナは、最近は幕の内弁当程度の小さなものが発売されていて、受信条件さえよければベランダに立てても目立たない程度のものがあります。ただ、UHFで放送されているので、電波の性格上放送局のアンテナの方向に大きな障害物が無く立てられてないと使えないかも知れません。

UHF　VHF FM　AM　と色んな電波が放送用に使われています。また競馬中継でなじみがある方もいらっしゃいますが、もっと波長の長いSW（短波）もあります。それぞれで波長が違いますので、その波長にあったアンテナを設置する必用があります。適当な長さでもどうにかなる場合もありますが、ちゃんと受信しようとするとアンテナの一本一本の素子がそれに適合してないといけません。FMとVHFは、波長が近いのでアンテナが流用できたりもしますが、UHFとVHFでは全然波長が違いますので、アンテナの共用もできないので、屋根に２種類のアンテナが立っています。
この波長の差が電波の特性になります。短波の場合には、波長が何十メートルもありますので、他の国にまで飛んでゆきますし、多少の障害物があっても平気で入ってきます。AMもそんな感じですが、FMになると指向性がかなり出てきて、アンテナがちゃんと放送アンテナの方を向いてないと受信できない場合があります。ラジオのロッドアンテナがグルグル回るようになっているのはそのせいです。VHFは更にその嗜好性が多くなりますが、今度はあちこちにある障害物に当たったりした電波が反射するようになります。そうなるとビルの多いところはあちこちからの反射電波をもらって、画面にゴーストと呼ばれる画像が何重にも重なったような現象が起きてきます。それを防ぐために、実際にアンテナケーブルが繋がっている素子以外に、前の方に何本か短い素子、後ろの端に後ろから来る電波を跳ね返す素子がついています。そういうことで大きくなってしまいます。
UHFは、もっと直進性が強いので、ビルの陰の家とかはまったく映らなかったりしますし、屋根のアンテナがちょっと方向がずれても映らなくなります。
今度の地上波デジタルは、情報量が多いので、アンテナがちゃんと放送局の方を向いていて、ケーブルも出来るだけ途中の損失の少ないものを用意しないとちゃんと映像がみられないのです。
地上波デジタルは、DVDの画質よりもキレイですから、その分情報量も多くなります。
そういうことで、今回の地上波デジタル化については、それぞれの家庭での状況にもよりますが、受信するのに結構なお金がかかってきて国民には大変な迷惑になっているともいえるものになってしまっています。
波長についてはこちらが分かりやすいでしょうか。
http://wwwj.vsop.isas.ac.jp/yougo/k01_elec.html

回答者：矢牛 (質問から4時間後)
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