私も同じような目に遭ったことがあります。
夜道で後ろから体をはがいじめにされ、軍手をした手で口を強く塞がれ、
抵抗しても男性の力にかなうはずもなく、身動きがとれませんでした。
脚だけは開かないよう必死に力を入れて何とか抵抗していましたが、
力尽きてもう駄目だと諦めたところで、遠くで車のライトが光ったので、
ギリギリのところで犯人は逃げていきました。
私も最初は警察に届けませんでした。
でも、時間が経つにつれ怖くて仕方なくなり、被害届を提出しました。
確かに供述調書は事細かに書きますし、警察と一緒に再現したりもします。
抵抗して肩と背中の筋がおかしくなったために病院に行った時、
「あなたに隙があるからでしょ」と看護婦さんにも冷たく言われました。
(ちなみに誤解のないように言っておきますが、私は露出は一切しません)
ですが、被害届を出すことによって警察が見回りに力を入れてくれたり、
知恵やアドバイスをくれたり(私の地域の警察の場合ですが)しますし、
似顔絵がしっかりできれば、犯人がつかまるかもしれません。
(私は夜だったので顔がよく見えず、似顔絵作成できませんでした)
病院の診断書代も警察が出してくれたような・・うろ覚えなので不確かです。
そういったことをする犯人は、また同じことをする可能性があります。
暖かくなる春は性犯罪も増えると警察も言っていました。
警察には被害届を出しておいた方が、私はいいと思いますが、
一番傷ついていて、一番怖い思いをしているのは彼女ですから、
彼女の気持ちを傷つけないように、ベターな方向へ進んでください。
私は今もトラウマが残っています。
このトラウマは経験した人にしか分からないと思います。
テレビのニュースも他人事ではないですし、怖くて怖くて仕方ないんです。
少し物音がするだけで眠れないですし、世の男性のほとんどを信用していません。
後ろから足音が近づいてくると、それが例え女性でも、怖くてたまりません。
男性と一緒にエレベーターは乗れないですし、タクシーに乗るのも怖いです。
オートロック付で夜でも明るい場所へ引越し、常に防犯ベルを携帯しています。
夜は出歩かないようにし、携帯はいつでも110番できる準備もしています。
街で警察の格好をしている人がいても、それが本物かどうかも疑っています。
警察の格好で近づいて犯罪をおかす人間もいますからね。
それから、家のチャイムが鳴っても開けません。
殴られて家に押し入られて鍵をかけられたら終わりですから。
どんなに警戒していても、複数でこられたら抵抗は絶対に無理ですし、
いつどこで危ない目に遭うか分かりません。
きっと彼女は深く深く傷ついていると思うので、思いやり深く接してくださいね。
実際にその立場にならないと決して理解できないほど辛いことですよ。