やられましたよ。
田舎のガラの悪いがっこうでして。
スカートの間にほうきの柄を押し込まれ、二人で組になって、両端をみこしのように「ヨイショ、ヨイショ」と持ち上げられたり。
当時は、そんなこといたずら当たり前、口にできない陰湿なこともありましたよ。
それでも、お金持ちのうちの子なんて、農業で、土地を借りてるからって、うまく見過ごし去れてましたね。
ある人は、大人になってから、やくざになって、人に言えないようなことやらかしたりしてました。
これは、まあ、それが発火点になった例なんですが、いじめられやすい人がいて、口汚いののしりに耐えられなくなったっせいか、自殺した人もいました。
いじめたほうは、看護教官となって、生徒に、鬼呼ばわりされ、いや、しかし、神様見てるもんですよ。
その子の母親が、あまりきついもんだから、自殺しましてね。
よく耐えた少女時代、でも、それが、当時は、茶目っ気のいたずらとして処理されてました。
同窓会でも、平気で顔を出していますが、みんな心の奥底では、大人に振舞って、そういうのを軽く交わしてるだけです。