'98長野オリンピック カーリング男子 準決勝進出決定戦 日本vsアメリカ。確か注目されていたノルディック複合のスタートが天候不順で遅れていて、代わりの中継だったかと。
同点で迎えた第10エンド日本が先攻。スキッパー敦賀信人選手の2本目に投じたストーンはハウス中央にぴたりと納まる。もはや日本の絶対的優位と見られたが、アメリカのスキッパーが放った渾身の一投はハウスにいた日本のストーンを弾きながらも自身のストーンをハウス近くに残す離れ業をやってのける。モップを叩き付け狂喜乱舞するアメリカの選手の一方、ストーンを見つめ呆然と立ちつくす日本の選手。観客に握手してまわった後、うずくまり泣き伏す敦賀選手。観客席にいた日本女子代表選手ももらい泣き。中継が終わり引き取ったスタジオのアナウンサーも進行を一瞬忘れしばらく絶句。
バカにしていたカーリングへの意識がこの2時間でひっくり返りました。
40代男です