誤字がひどかったので書き直しました。すみません。
私は元ケーキ屋の店の奥でケーキを作っていたこともある職人なのですが
職に就いてはじめて致命的な欠点=不器用だということに気づいてやめたというか追いやられてクビになった「おちコボレのパテシエ」です。
でも、自宅で食べるケーキは全て自作です。
不器用なりにあみだしたデコレーションのコツを教えます・・といわれてもイヤかもしれませんが
まず、スポンジを普通に焼いて、上下の焼き色のあるところをそぎおとしてから
5等分にスライスしてください。かなり薄くなりますが
少々いがんでいても破けても大丈夫です。
その後は
①一枚は、そぎ落とした上下の焼き色がついた部分と共にレンジで3分ラップをせずに加熱して乾燥ぎみにして放置しておきます。
②二枚目~5枚目までを、スポンジ→生クリーム→スポンジの順番に重ねていきます。
(生クリームにナッツ類やチョコチップ・果物のみじん切りを混ぜ込んでも、良いです。
③上の作業の最後のスポンジを重ねる前にだけクリームはやめて
カスタードクリームかプッチンプリンをつぶして生クリームと混ぜたものを、溶かしたゼラチンで濃度を付け直したものをたっぷりはさみます。
④重ね終わったら、手で押さえて小山のように形を整えます(粘土細工みたいに)
⑤いよいよデコレーションですが
生クリームを全体にベタベタ塗っていき、最後にゴムベラでペチョぺちょと油絵の具で描いた絵の表面のように角をたてるような模様をつけます。
⑥できた小山全体に、ココア(バンホーデン等無糖)パウダーを茶こしでふるいながらまぶし、頂上部に細かい粉砂糖を茶こしでふるいながら雪のようにうまくふりかけます。
⑦サンタさんやトナカイさん、チョコハウスなど、適当にちりばめたり
クリスマスオーナメントから小さめのもので鈴やベル、プレゼント包みなんかをケーキに接触する部分にだけアルミで保護して乗せてもとても華やかです。
大人っぽくするなら、山の中央あたりにだけ
クリスマスメッセージカードを乗せたり、金粉を少し落としたりヒイラギをさしても素敵ですね。
チョコペンで書くのは案外難しいので、文字を書く部分だけ平らにしておき
爪楊枝で描けば何度も書き直しが利くので、うまく書けたら上からなぞると良いですよ。
この小山型だと誰でもそれなりの飾り付けになるのでテクhいらないです。
中からプリンとか出てきますしね!
丸型の普通のケーキの生クリームは平らに均一に塗るのはかなり難しいのですが
一応・・・コツは、(私はヘタ)
ケーキの上にクリームをボトンと落として、ヘラでさっと一気に円を描くように伸ばしてから
同じ方向にさっさとなでていきます。同じとこを何度もこすらないように。
そして、横もクリームを置きながらさ~~とヘラをたてにしてケーキの方を回転させてヘラは固定したままで塗ります。
そして、小山ケーキもですが、最後には、ケーキのすそ部分(皿との境目)に
最初にとっておいたスポンジのそぎ落としたものを粉にしてすそ部分下から1センチぐらいにくっつけてボロを隠します。
デコレーション作業をするには、専用の回転式のケーキ台もありますが、大きめのお皿で充分です。
完成を置く皿(大き目がカッコいいです)へ移したら、そこでもすそのところにクッキーやプチシューなどを飾るとかわいくなります。
メッセージプレートの工夫ですが
クリスマスカードの小さなものに文字を書いて置くといい感じですよ。
カードには、はしっこに
カスミソウや小さなパステルカラーの花をセロハンなどで包みブーケにして添えると本格的になります。
===補足===
生クリームは、触っているうちに固くなるのですが継ぎ足しなどをして調節すると分離を起こすので避けるというのが鉄則です。
描き忘れましたので補足しますね。
生クリームの固さですが
ケーキ全体を覆うように塗るクリームは
完全にツノが立てないで、一歩手前で泡立てをとめて半ば流すかのように落としてからサッとひろげるような感じで塗りますと、表面がでこぼこしないで滑らかに仕上がりやすいです。
残りをピンとツノがたつまであわ立てて絞り袋に入れて自由に飾りつけます。
ココアなどを混ぜるなら、この泡立ての寸前にふるいながらさっくり混ぜて泡立てをします。