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検事と警察。
共に極論すれば人を有罪にすることが仕事のような気がします。
両者は仲良しなのですか?
ツーカーなの?
両者の仕事内容は、どう違うの?
例えば足利事件の場合、両者の仕事のテリトリーは、それぞれどんな感じですか?

  • 質問者:匿名
  • 質問日時:2009-10-21 08:37:11
  • 0

協力し合う間柄ですから仲良しと言えるでしょう。
犯罪発生→捜査・証拠収集→容疑者逮捕→取調べ→調書作成→送致の適否を
決定→(送致の場合)検察へ送致 までが警察
(警察送致→)事件受理→捜査→立件可能か吟味→起訴・不起訴を決定→(起訴
の場合)裁判へまでが検察

検事は「この証拠じゃ立件無理だよ」などと証拠の不十分な点について警察に
指摘、指示を行い確固たる証拠を得るために動きます。
大雑把に言えば、無の状態から容疑者を絞っていくのが警察の仕事で、その容疑
者が間違いなく犯罪者であると確証をもって言えるようにするのが検察の仕事と言
えるでしょう。足利事件も例外ではありません。

足利事件の場合は双方ともに初めて扱うDNAという証拠に振り回された結果となり
それが不幸に結びつきました。

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警察も検察(検事)も犯罪捜査という機能を有していますが、警察は基本的に情報収集という側面が強く、送検(送致)という行為には多少は有罪にしようという意図は含まれているものの、それで有罪ということが決まるわけではありませんので「有罪にすることが仕事」というのは少し言いすぎかなと思われます。一方、検事は起訴するかどうか(裁判にかけるかどうか)を最終決定するためにさらに捜査を行い、有罪であるとの心証を得た場合「有罪にするため」起訴します。そうでなければ不起訴処分とし無罪放免、事情によっては起訴猶予処分(有罪の疑い大だが諸般の事情により起訴しない)もあります。日本の検事はミニ裁判官のような感じですね。   法律で、犯罪捜査に当たっては、検察は警察を指揮できることになっているのでツーカーともいえますが、検察には警察の捜査をチェックすることが期待されていますので、あまり仲が良すぎるのは問題でしょう。実際には相互にライバル意識が強く、時には不協和音が生じることもあるようです。政治家がからむような派手な事件は検事が直接被疑者を逮捕し警察を無視するようなことも実際に起こっています(ロッキード事件時の田中元首相の逮捕)。なお、警察の業務は「犯罪の予防および鎮圧(捜査)」ですが、検察には「犯罪の予防」の機能はありませんので、警察に対する指揮はあくまでも「捜査」のみに限定されます。検事が警察官のように武装していないのは、いわゆる防犯パトロール(犯罪予防)のような業務とは無縁だからです。

  • 回答者:大法官 (質問から2日後)
  • 0
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警察は事件を捜査し、起訴する内容ならば、容疑者を検察庁へ送る。
検察は警察から送られてきた容疑者をさらに裁判で、有罪に出来るか否かを見極め、裁判所へ公訴を提起する(=起訴)。

ツーカーといえばツーカーでしょう。
捜査権は警察、検察双方にあり、警察を検察が指揮する場合もあります。
初期捜査は警察です。容疑者逮捕後は、その身柄は警察の留置所に拘束されます。
その容疑者を48時間は警察が身柄拘束できます。さらに24時間は検察が身柄拘束できます。さらにこのあと10日間の拘留が裁判所に許可されますが、この手続きは検察が行います。さらに10日間の拘留延長が認められており、身柄を拘束し、取り調べる期間は23日間あります。
身柄を拘束せずに、在宅のまま取り調べることもあります。
取り調べも警察は警察の取調室が一般的ですが、事件担当検事が警察に出向く場合や検察庁で検事が取り調べることもあります。
この期間いっぱいを使って、取調べ、その結果釈放=不起訴、起訴猶予、起訴が決められます。
起訴すれば、基本的に警察の仕事は終わりです。補充捜査などをする場合もありますが。

裁判になれば、検察が主役の対応をすることになります。
捜査取調べに当たった検事とは別に公判担当検事がその役を引き受けます。起訴してから通常半年くらいの間があります。
この間に容疑者は被告人となり、通常警察の留置所から拘置所へ身柄を移管されます。
一般的な事件では、初公判前に保釈される可能性は殆どありません。
また、必要とあれば、警察、検察の取り調べも可能ですし、やります。
捜査過程でのさまざまな件について公判廷で警察官が検察側証人として出廷することも間々あります。

極端に言えば、逮捕と起訴後裁判へ、が両者のテリトリーの分かれ目といえます。

  • 回答者:匿名 (質問から1日後)
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足利事件の詳細は分かりませんが・・・

警察は被疑者を逮捕して身柄を拘束します。
その後、警察は被疑者を検察に引渡します。
これを送致といいます。
検察は被疑者を法定期間拘束でき、取り調べ
を行い、起訴にするか不起訴にするか判断し
ます。
起訴されると被疑者から被告人に変わり、更に
拘束を受けます。

両者は仲良しなんじゃないでしょうか。
どちらも国家権力ですからね。
検察は警察から得た証拠をもとに被疑者を取り調
べするので、警察を信用しなければならない立場
でしょう。

足利事件の方は本当に気の毒だと思います。
よほどひどい取調べだったんだと思います。
暴力団でも過去の犯罪歴もない、運転手をしてい
たどこにでもいるお父さんのような人にそんな過酷
な取り調べはひど過ぎて本当に腹が立ちます。

でも、やはり2つとも一般市民にとって必要な機関
です。

警察と検察は犯罪者をつきとめ有罪にすることを目
的に仕事をしていると思います。
真面目に正義感で仕事をされている人がほとんど
だと思いますが、その人たちの名誉のためにも、取
調べを全面可視化にして冤罪を防げたらいいのにと
思いますね。。

  • 回答者:はりせんぼん (質問から8時間後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

警察には二つの役割があります。
司法警察…犯罪の第一次的捜査を行ないます。
行政警察…犯罪を防ぐためのパトロールなどを行ないます。

裁判においては、警察が第一次的な捜査を行なった後、検事が警察から送られてきた事件を起訴するかしないかを決定し、起訴した場合は裁判で論告・求刑を行い、刑罰を与えることを求め、刑の執行を監督します。

  • 回答者:Simple is Best (質問から3時間後)
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