「尊くも今日もこの世に在ることは、道を歩まんためと知るべし」
この世に生まれてきたと言うことは、修行のチャンスを頂いたということです。
人の道、天の道を歩んで修行して行った者だけが、生まれ変わるときに輪廻せずに、天上界に生まれ変わると言うことを教えています。
さもなくば、今度生まれ変わる時には、最上は天上界で、次が人間界、最低で地獄界、その間に、修羅界、畜生界、餓鬼界と言う、合計6つの世界が存在します。
この世である人間界で、修行できなかった人は、次に生まれるときには少なくとも一つ落ちた世界に生まれます。
ですから、次に人間界に生まれるには、ものすごい時間が掛かるわけですが、
修行が可能なのは人間だけなのです。
猫や犬がどんなに賢くても、修行はできません。
と、このようなわけで、じいは、この言葉が好きです。
道を歩むことは修行です。
どうぞ、人の道を外さぬように、歩んで行ってくださいね。