(1)住む人がいなくなることは十分あり得ます。
現に30年以上前に建てられた公団の賃貸マンションは高齢者住宅団地になっており、大企業の社宅などはゴーストタウンかと思わせるほどガラガラです。
供給戸数を重視したために間取りが狭かったり設備が当時のもので陳腐化したためで、本来なら建て替えなければならないものですが・・・・
建て替えが円滑に進んでいるところは立地が良いのでそこそこの人気のようです。
(2)現在でも過去にも建築当初は計画的に建てているはずです。
民間の建築(分譲でも賃貸でも)はどうしても目先の利益に惑わされ勝ちかもしれませんが、建築許可などで役所が都市計画などに鑑みてコントロールしています。しかし、役所も神様ではありませんから何十年後のことまでは見通すのは無理でしょう。
(3)空き住戸を憩いの場所とするにはいろいろと障害や問題がありそうです。
公団賃貸の場合は現居住者をどうするかということが出てきます。
分譲住宅の場合は所有者の犠牲に対する補償をどうするかという問題があります。
しかし全く実現不可能ということはないと思いますので、できるかどうかは行政の覚悟次第ではないかと思います。しかし、その前に自分たちの街をどうしようとするのかの地域住人のコンセンサスが必要ではないかと思います。そうしないと役人も動きようがないのではないでしょうか。