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企業の借り入れ、コマーシャルペーパー、社債の違いがわからません。そして、それらと株式発行の使い分けの大まかな理由も教えていただけたら嬉しいです。

  • 質問者:モバイルメール
  • 質問日時:2009-02-21 17:41:20
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借り入れ:銀行借り入れなど融資する側と受ける側の間に間接的に資金を貸し借りする間接金融で社債やCPのように直接金融が使えない中小企業が資金調達する一般的方法。
社債:会社が資金調達を目的として、投資家からの金銭の払込みと引き替えに発行(起債)する債券である。資金の提供者に対して債務を負う。利子の支払いと元本の返済が発生。
コマーシャル・ペーパー:ある程度の信用力を有する大企業がオープン市場から短期資金を調達するために発行する無担保の割引約束手形のこと。会社は額面の金額を期日までに支払う。
株式発行:株を買った人から資金の提供を受け、その見返りに配当を行なうもので、会社は株主に対して債務が発生しない。

使い分けは簡単ではありませんが、借入は社債より低コストの場合があるが、直接的担保が必要である場合が多く、銀行による経営介入の恐れがある。社債は格付けによる発行制約を受けるので経営悪化時の調達手段としては困難であり、固定金利でコスト的に高くなる場合が多い。CPは社債のような長期充当ではなく短期資金のため発行されるものでほとんどが3ヶ月未満となる。株式は負債でなく資本なので返済義務を持たないが、手数・日数が必要であり株主に対する責任が発生し、資本コスト以上の利益を上げ続けなければならない重責、株主に対する報告義務や監査義務が生じ、激しい市場主義になるので市場の価格=会社の信用という図式になるり市場価格を無視すると倒産、買収などの不安要素が発生する。などを鑑みて選ばれるでしょう。

  • 回答者:みみずく (質問から5時間後)
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この回答の満足度
  
とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。
お礼コメント

回答内容の素晴らしさはもちろん、みみずくさんの親切さ、丁寧さが伝わり、感動しました。ありがとうございました!

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