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よく経済番組で「金利が上がる」とか言ってますが何の金利の事なのでしょうか?そして上がったり、下がったりする事で何が起きるのでしょうか?

  • 質問者:金利?
  • 質問日時:2009-02-17 17:42:28
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このご時世、金利(日銀の誘導目標金利)が上がるという事は無いと思うのですが・・・・。
上がるとしても1年後じゃないですか?

日本の例で回答しますが、別に札自体に価値が付いてるわけではなく、札を札として認識してもらって初めて印刷紙が「○○円札」に化けるのです。この「まやかし」を維持する為には常に「札」と「モノ」の価値が一定である必要があります。日銀は仮に「モノ」の価値が一年で1.1倍になったら札の枚数も1.1枚となるよう「利子」をつけることで「札」の価値を維持してるのです。これが古典的な「利子」の仕組みです。
余談ですが円天オヤジの言ってることは正しい。ただ彼自身に信用が無かった為「紙」が「札」に化けるまで行かなかっただけのことです。

そのうち誰もが「札」に価値があると信じ込むようになると、逆のパターンで「札」による「モノの価値=物価」のコントロールが可能になります。インフレ率以上に金利をあげれば誰しも「モノ」ではなく「札」を保有するようになり、逆にインフレ率以下の金利では(札の価値がどんどん減っていくので)「札」を手放し「モノ」を保有するようになります。
金利はゼロ以下にならない?そしたら札の枚数増やせばいいじゃん。じゃんじゃん刷って市中にばら撒きゃ「一枚あたりの札」の価値は目減りします。量的緩和ってそういうことです。
そうすると市中に流れる札量が増えて、次第に実体景気が良くなります。

日銀のONコール翌日物(政策誘導金利)は日銀が誘導したいインフレ率なのです。(本来は)民間銀行の金利は日銀の金利に連動します。

  • 回答者:匿名希望 (質問から52分後)
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一般論に関して言えば、既に回答がなされていますが、個別案件に関して補足させていただきます。
現在は稀有な不況に陥っておりますので当然金利は低下するわけですが、それはあくまでもマクロ金融論に関してです。

資金供給期間としての銀行は慈善事業として貸付を行っているわけではなく、あくまでも利益を追求していますから、大きなリスクを伴う貸付は行わないか、仮に貸付をするにしてもリスクに見合うだけの金利を融資先に求めることになります。

融資のコストとなる預金金利が限りなくゼロに近い場合、業務上のコスト(従業員の賃金やその他の間接費用)をまかなえるだけの収益を為替取引等で確保できるのであれば、わさわざ焦げ付きのリスクを負ってまで融資をしようという金融機関は存在しなくなります。
まして保有する株式の時下が50%を超えて下落したり株価の回復の見込みがないなどの理由で強制的な原価の洗い換えを迫られた金融機関はBIS規制クリアのために融資を削減しています。
いわゆる貸し渋り、貸しはがしですね。

この場合にはわが国を代表するような格付けがAAゃAクラスの企業であっても必要な資金の融資を受けられなくなっています。
よしんば融資を受けられるとしても先行きの不透明感を口実にして一段と高い金利を求められることになります。
いわゆるプレミアム金利というものです。
教科書的には金利が低下するはずの不況時ですが、逆に金利が上昇するという事態が起こることがあるということです。

ご質問者がどの局面で金利が上昇するという話を耳にされたのかわからないのですが、現在の状況であっても金利が上昇することもあるということを説明させていただきました。

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お礼コメント

無知ですが金融システム自体が時代にあっていないように感じました。
私が聞いたのは「世界各国が大量の国債を発行するようになる、その嵐が来るのが今年の秋から来年にかけてになるだろう、それを警戒しているのが今の市場の動きで、それらが金融市場に影響を与えるから為替は動くは金利は上げるは今年の秋から来年に掛けては要注意が必要です」といっていました、無知なので何の事だ?って感じですがうっすらしかわかりません。ご回答ありがとうございました。

話の前後の脈略によりますが、特に何の説明もなく金利と言った場合、次のどちらかです。
ひとつは日本銀行の政策金利。正確には銀行間無担保コール市場の金利の誘導目標の事。銀行同士で一時的にお金の貸し借りをする時の金利で、これを日銀が一定水準になるよう誘導し、それに合わせて銀行が個人や企業に貸す時の金利も上下します。
もうひとつは銀行や信用金庫などのメジャーな金融機関(消費者金融などではないという意味で)が、個人や企業に長期のローンを貸す時の金利全般を指します。

金利が上がると、個人でも企業でも借金してまで何かを買ったり新事業を始めようとはしにくくなるので、景気が冷えます。一方多額の預金を持っていれば金利からの収入が増えてそういう人は使えるお金が増えます。住宅ローン持ちは支払総額が増えて、お小遣いがきびしくなったりします。
金利が下がると、大きな借金しても金利の負担が小さくてすむので、個人が思い切って事業を始めようとか、企業が新規のプロジェクト始めようとか思いやすくなります。全体的に世の中の金回りが良くなって、いわゆる景気のいい状態に向かいます。一方、金利収入に頼って生活している高齢者などは生活が苦しくなります。

ただ、ここ十年ばかりの日本は、銀行金利などが非常に低いにもかかわらず、景気が良くなる効果があまり出ていないようです。

  • 回答者:joker (質問から39分後)
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経済番組での「金利」という言葉は、俗に言う最優遇金利「プライムレート」って呼ばれている金利の事を主に指しています。
金利には長期と短期とありますが、1年未満の借金にかかる金利を短期金利といって専門的には「短期プライムレート」って言います。
日銀が金融機関に貸し出す金利だと思ってください。
住宅資金などを借り入れするときには変動性金利と固定性金利がありますが、変動性金利とは、この「プライムレート」を基準にして上下に連動する金利だと思ってください。

===補足===
金利が上下するのは、日銀(日本銀行)が経済情勢を判断して、需要と供給を見ながら政策的に上げたり下げたりしているから変動します。
ここ2~3年間は、世界的な金融崩壊や経済危機の影響があって金利も「ゼロ金利」って言われるくらいに低いままで推移すると予想されています。

  • 回答者:ソーダくん (質問から35分後)
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とても参考になり、非常に満足しました。回答ありがとうございました。

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