それで良いといえば、それでいいのですが・・・。
子どもさんにとっては痛いでしょうね。痛い理由は、焼いた針などは、なまっていることと、元々先端しか切れないことですね。
一番いいのは、針でも新しい使い捨て注射針です。注射の針は、先端が斜めにカットされていますよね。この斜めのエッジが実は刃物並みによく切れるのです。出来れば、針であってもこのようなよく切れる刃物を使えば、痛みは少なくなります。えっ、どうやって手に入れるって? 普通に薬局に行ったら売っていますが。名前はペンニードルの0.3x8mmというようなものです。
それで先ず、トゲの回りの皮膚をカットして、トゲの刺さった方向を察知してください。
後は、トゲが見えたら抜ける方向にずらすだけで、少し抜けるでしょう。先がつかめるようになったら、刺抜きやシャープなピンセットで掴んで抜ける方向に引いて抜きましょう。
綺麗に抜けたら、イソジンの外傷薬か、アクリノールという薬品で殺菌してください。
刺さっていたものが、金属だった場合は、破傷風にならないように必ず殺菌消毒を念を入れてやっておきましょう。
今は、じいの頃と違って、破傷風の予防注射なんか誰もしていませんから、逆に気を付けるべきです。
消毒が済んだら、バンドエイドなどに先ほどの消毒薬を垂らしたものを貼っておきます。
2-3日は、消毒しながら続けてください。お風呂の後なども消毒しなおしてバンドエイドを替えましょう。
痛がるのは、痛いからです? よく切れる剃刀のようなもので指を切った時など、その瞬間は、ほとんど傷みがなく、血が出てきた後に、痛いと思う、正にアレですよ。
針にしろ、他のものにしろ、よく切れるものを使ってあげてください。また見ていたら痛く感じるものですから、処置中のところが見えないようにしてあげてくださいね。
ああ、それから、10倍ぐらいの拡大率のレンズも役に立ちますよ。こちらは、ビックカメラなどのカメラ屋さんで安く手に入ります。