イーバンクマネーカードですね?
イーバンクマネーカードは、米国ではチェックカードなどと呼ばれるもので、通常のクレジットカードとは異なります。クレジットカード加盟店で使用できるデビットカードです。
オンラインショッピングの場合、カードの限度額を超えていないことの確認のために、ショップが明示的に、あるいはショップで利用しているオンライン決済プログラムが自動的に、一度仮請求してから、再度決済額を請求する…と2回カード会社に請求する場合があります。あるいは、送料や割引等の金額調整がオンラインショッピングプログラムで自動的にできない場合も、一度ショッピングプログラムがカード会社に自動請求し、後日ショップが正式な金額を再請求する場合があります。
もちろん、どの場合も、仮請求の分はあとでキャンセルされます。
おそらく、今回もそのような状態だと思います。
たとえば、システム上、注文時にクーポンの処理をできないショップで、5000円の商品を500円のクーポンを利用して購入(つまり買値は4500円)という例を考えると…
●ふつうのクレジットカードの場合
1.ショップのシステムが自動的にカード会社に5000円請求
2.金額を調整して、ショップがカード会社に4500円を請求
3.最初の5000円をキャンセル
4.1~2ヶ月後、カード会社がカードの利用者の口座から4500円を引き落とし
(カード利用者2回請求されて1回キャンセルされていることに気がつきません)
●チェックカード(デビット方式)の場合
1.ショップのシステムが自動的にカード会社に5000円を請求
2.カード利用者の口座から即時5000円引き落とし
3.ショップが金額を調整して45000円をカード会社に請求
4.カード利用者の口座から即時4500円を引き落とし
5.ショップが最初の5000円のキャンセル処理
(あるいは決済期限切れで自動的にキャンセル処理)
6.約1ヶ月後、最初の5000円がカード利用者の口座に戻されます。
この場合、4から5の間の約1ヶ月間、利用者にとっては二重請求されたような状態になります。
ショップによってはこのような状況になることを把握しているショップもありますが、オンラインショッピングシステムで自動請求処理しているショップでは、デビットカードのこうした事情を全く理解していないショップもあります。その場合、ショップに問い合わせてもらちがあきません。
イーバンクマネーカードを利用した場合、イーバンクのWebサイトにログオンして、カード利用明細を表示すると、どのショップからいくら請求があったのかを確認することができます。
ただし、実際にカードを利用して口座から金額が引き落とされてから、カード利用明細に表示されるまで、タイムラグがあります。1日程度で表示されることもあれば、1ヶ月ぐらい遅れて表示されることもあります。
また、前述のように、ショッピングシステム上、一度仮引き落としされてから、あとでキャンセルされる場合、カード明細書にはまったく出てきません。
いずれにせよ、自動決済されるシステムを使っている場合、多くのショップでは実際にどのタイミングでどの金額が請求されたりキャンセルされたりしているのか把握できません。一方、カード会社(この場合イーバンク銀行)では、ショップから正式な請求書があがってくるまで(オンライン決済の後2,3日かかるのが一般的)、どのショップからの請求なのか把握できません。
というわけで、今回の「引き落とし」の明細が、イーバンク銀行口座のカード明細(口座明細ではなく、カード明細の方です。メニューが別ですので注意してください)に表示されるまで、待った方がいいと思います。
それまでは、イーバンク銀行に問い合わせても、ショップに問い合わせても、詳細はわからないと思います。